XH-W1209 簡易説明資料
* 工場出荷時に初期化するには。    基板の+/−ボタンを両方押しっぱなしで電源投入する
* 基板上、リレーがオンすると、K0とK1が導通し LED表示の右側LEDが光ります。
* 基板上、LED表示には、現在の温度が表示されます。また、各種設定値を設定する際にも使用します。
また、例外的な表示例として、以下の3パターンがあります。
LLL : センサー(熱電対)が外れている、または、センサーと基板をつなぐ線が断線しています。
HHH : 温度が範囲外です。
--- : 高温保護状態(温度が上限を超えています) 
使用する前にまず、各種の設定を行う必要があります。 
 [設定温度] を設定する
 温度設定するには、電源を入れ、基板上の7セグLEDに現在の温度が表示されている状態にて、
SETを短押しし、温度設定モードに入ります。温度設定モードでは、7セグLEDが点滅します。
この状態で、+/−ボタンを押して、温度を設定し、もう一度SETを短押しで、このモードを抜けます。
+/−ボタンで温度を設定する際、ボタン長押しで早送りできますので、いちいち連打する必要はありません。 
 [メインメニュー] にて、動作設定を行う
SETボタン5秒長押しで、メインメニューに入ります。
メインメニューでは、+/−ボタンで、P0からP6を選択できます。
たとえば、 P0に入ると、7セグLEDの表示が P0 となり、その状態で、SET短押しすることで、各P0-P6にて、パラメータを変更できます。 --- 以下に、P0からP8にて何が設定できるかを説明します---
 [P0] 設定温度以下だとオフ(C)か、以上だとオフ(H)か、を設定する
 加温か(H)、冷却か(C)、という事です。設定値 : C または H (デフォルト値:C)
C の場合の動作 : 設定温度以下になるとオフ
たとえば、設定温度 : 7℃、ヒステリシス : 2℃、の場合、5℃以下でオフ、7℃以上でオンします。
H の場合の動作 : 設定温度以上になるとオフ
たとえば、設定温度 : 58℃、ヒステリシス : 2℃、の場合、60℃以上でオフ、58℃以下でオンします。
 [P1] ヒステリシスの設定
設定値 : 0.5-15 ℃ (デフォルト値:2℃)
たとえば、[P0=C]、設定温度 : 20℃、ヒステリシス : 2℃、の場合、18℃以下でオフ、20℃以上でオンします。
 [P2] 上限温度 (設定範囲 20-110℃、デフォルト値:110℃(最大値))
たとえば、[P0=H]にて、[P3=60℃]とした場合、60℃以上では常にリレーオフとなる。
 [P3] 下限温度 (設定範囲 -50-15℃、デフォルト値:-50℃(最小値))
たとえば、[P0=C]にて、[P3=0℃]とした場合、0℃以下では常にリレーオフとなる。
 [P4] 温度補正 (設定範囲: -7℃〜7℃、デフォルト値 0℃)
参考にしたい温度計と、基板についている熱電対との温度に差がある場合に設定します。
通常はオフで良いと思います。
 [P5] 遅延開始時間  (設定範囲: 0〜10分、デフォルト値 0分)
設定温度に達しても、すぐにリレーがオンせず、この時間が経過した後にリレーがオンする。
設定温度に達しても、すぐにリレーをオンしたく無い場合に設定する。
 [P6] 高温時アラーム (0〜110℃、デフォルト値 :オフ)
ONに設定した上で、もう一度SETを押して温度を設定できます。
これを設定すると、その温度に達すると、7セグLEDが[---]の表示となる。
通常はオフで良いと思います。
  [メインメニュー] を抜ける。SETボタン5秒長押し(または、10秒何も押さない)で、設定モードを抜けます。