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 ■ 鯖切身の押寿司 ■    乳酸発酵させます
 
なれ寿司風に醗酵させます。和歌山県田辺市近辺で作られるなれ寿司です。試作してみた。柿の葉寿司と似てはいますが発酵させる点が違います。徳島県と和歌山県は共通点が多いです。阿波弁は四国の他県より和歌山に近い。当然食べ物もよく似ている特に寿司類はそっくり。

サーモン、アジの切り身でも同じように作れます。 作り方


冬、冷暗所なら2〜3週間は持つ。冬以外は冷蔵庫で保存発酵させる。1週間から1ヶ月の即席発酵?のなれ寿司です。
  1. 酢鯖を作る
     作り方は鯖寿司
  2. 炊飯し、3カップの米に対し、半カップの米酢と塩少々の酢飯。
  3. 酢鯖を切身にし、寿司飯で握る。熊笹できっちり包む
  4. プラスチック漬物容器にぎっしり詰める。
    漬物容器は蕪寿司で使ったものと同じ
  5. これに3%の塩水をかぶる程度にかける
  6. 上から圧力をかける。寿司が空気に触れない事。
    3日目くらいから味見。一週間以内で食べ切った方が良い。
酢飯といっても酢は少量にする。酢は発酵を促進させる、雑菌繁殖防止目的で入れます。入れないと発酵が遅く、痛みやすくなるようです。

近場に熊座笹が無い場合、葛の葉、柏葉等でも代用可能と思われます。

熊笹を使用しましたが和歌山では自生しているアセという葉を使います。
同じ和歌山の柿の葉寿司を食べた事もありますが、柿の葉寿司は発酵はさせて無い様に思います。
旨味調味料が添加されており、似てはいますが乳酸発酵させた旨味とは違う様に思います。
うまく発酵すれば、フナ寿司に似た臭さが出ます。
和歌山ではアセの葉っぱで包みます
2009/8/6 紀伊水道を望む海岸にたくさん自生していました。

芭蕉の葉っぱも使うそうです。
入手不可能でしたので熊笹の葉を使いました。小さい葉っぱは二枚使います。

最初、春に常温で半身の棒寿司で桶に漬けたのですが見事大失敗。腐ってしまった。
2009/9/16更新 これは和歌山の郷土料理です。
徳島と言葉や風習がよく似ているんです

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