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 ポルテフラットベットの製作
2011/5/7  2011/5/11更新 2022/12/24加筆修正 
 ポルテフラット化は2010年秋にDIYで作りました。これで2011年春になりようやく北陸、信州などの車中泊を実行しています。
ブログ記事で掲載していましたがこちらに転載しました。車中泊で先ず必要なのはフラットベッドです。思っていた以上にポルテの車内は広く、高さもあって伸び伸びと熟睡出来、自由さが実に楽しくて、これにはまってしまいました。
ポルテの車中泊用DIY記事などと言うのはあまり見当たりませんのでどなたかの参考になるかと思い、詳細を公開いたします。 
これが原点となり自作キャンピングカーに適したエブリイに成長しました。
 昔はノーマルのタウンエース、ライトエースワゴンで車中泊を数回やっていたのですが子どもが大きくなってから何十年も途絶えています。車中泊旅行は時間に縛られないので、気ままに夕陽が見える場所とか雲海が見える場所など気に入った場所で車中泊と言う、自由さがよろしいのです。
贅沢な旅行とは違う時間に縛られない自由な楽しさです。
 注意事項; 後部座席の撤去走行については法規上問題はありませんが、後席に乗車していれば定員が乗車で違反になります。もちろん車検時には元に戻します。其のまま車検を通す場合は定員変更の申請が必要でしかも改造マークが付きネット保険も難しくなります。
画像をクリックすると大画面が開きます。


就寝可能な身長は運転席側1700mm、助手席側1800mmのベット長さとなります。(実測値)私には163cm十分な広さです。

架台を先に製作しこの高さレベルでベニヤ板を仮に敷き新聞紙で型取りすれば正確に採寸出来ると思います。

左図寸法は架台レベルで適当なメジャー採寸なので正確とはいえません。若干カット&トライしました。特にタイヤハウスの形状に合わせるのが難しかったです。 
就寝時の寝具は敷きパッド、毛布、極寒時は寝袋としますので断熱、クッション等快適性向上の為、銀マットを三重、コールテン生地仕上げとしました。

コストダウンするには安価なカーペットのタッカー止めでも良いと思います。但し就寝時にはウレタンマットレスなどが必要と思います。

銀マット:キャンプ用アルミ融着断熱マット
参考板取り図です。材料は1×4 2×4 床材はコンパネではなく構造用合板を使用しました。

12ミリ厚を使用しましたが、根太感覚が狭い為、9ミリコンパネで良かったかも知れません。

この板取図通りDIYショップでカットしてもらいました。
 車体に固定はしていませんが後部座席アンカー部に紐で縛るだけでも衝突時には安全が保たれると思います。
鉄板むき出しのスペアタイヤ収納部はキャンプ用銀マットや自作デッドニングシートを貼り付けました。確実に遮音、断熱性が向上します。

束+土台に床板を敷いたところ
床下は30cm程の深さがあり、意外と広大な収納スペースになります。
バンタイプと違って床が低く、天井は高い。このため大きな空間床下収納が確保できました。大容量のサブバッテリーシステムも十分組込が出来そうです。
ポルテは背高なので結構室内高があり、正座をしても充分な余裕があります。このタイプは現在のホンダフリードと非常によく似た形状スタイルです。キャンピングカーでもこの様なタイプは少ないか無いのではないでしょうか。

床板は銀マット三重と表面布張り(コールテン生地)としていますので、保温断熱は十分と思います。詳細は図面をご覧ください。

安価に仕上げるには薄手カーペットをコンパネにタッカー止めでも良いと思います。但しクッション性、断熱効果は少なくなりますが。
最前部の床板は昇降用に分割しました。雨天には重宝します。

収納はこの時点では床下のみ。空間や側面に収納を考えなければ床面積が荷物で狭くなってしまいます。
 フルフラットのベット状態です。
車体固定無し。元どうりにするにはシート取り付けに10分程度。

窓の目隠し兼断熱は銀マット
です。
新聞紙で型取りしで全ての窓用にカット作製しました。これの収納をコンパクトにする為、面積の大きいフロント、助手席側、リアは2分割折りたたみとしました。折れ部は透明幅広テープ銀側に貼っただけ。銀マットは断熱、結露防止にもなります。

夏場の窓遮蔽は100均でも売られている台所用薄手の銀シート?で充分と思います。(未テスト)
車内からハッチバックドアを開けられる様にしました。

ハッチバックドアスイッチとドアノブ。スイッチを並列に配線します。
ボードに穴を開けても良いなら埋込型プッシュスイッチが良い。
この改造は幼児を乗せる場合はいたずら事故に注意が必要です。
 さらにおまけの画像

カセットガスコンロ台とミニテーブルです。奥行き300mm、コンロ台幅300mmテーブル350mm使用中は運転席窓を少し開けます。
イワタニ カセットフーJr.AL CB-JRC-ALと100均1トレー皿
ハギレ棚板で作りました。後部座席アームレスト部に100均滑り止めを付けて片側を載せただけ。
コンロ台は分解出来る様木組み。ミニテーブルは30mm蝶番2個と小型固定金具の組合せです。作り方が違う意味はありません。

100均ワンタッチバンドで縛って収納袋に仕舞います。ポルテで作りつけ状態にすると寝るスペースがなくなります。(2人)
 煮炊きする事も。この頃はコーヒー、お茶、またカップ麺やインスタント味噌汁、レトルト食品などはお湯を沸かすだけで調理可能なものでした。また湯たんぽのお湯沸かしや緊急暖房としても使用できます。 ■車載用12V湯沸し器も有りますが、走行中又はアイドリング時しか使えません。サブバッテリーが欲しくなります。

ポルテ車中泊関連のブログ記事はこちらにもあります。

このDIYについて
2017/04/01追記   その他ポルテの情報はブログに

 
注意事項;後部座席が無いのですから当然乗車定員は運転者と助手席の2名乗車となります。またこの状態で子どもを後部に乗せて走るなどは危険です。定員外乗車となります。2名乗車時、検問などで指導は受けても違法改造車両とみなされることはない様です。
 法律問題より自主的に安全確保すればよい事です。

車検時は必ず元に戻さないと車検不合格となります。衝突時安全性を考えるとただ置いただけの床板が前方に飛び出す可能性もあり、車両に固定する必要があります。完全に固定(ネジ止めなど)するとこれまた違法になります。工具なし手指で簡単に取り外せるDIYなら厳密な法の適用は無い様ですので後部座席のアンカー金具にバンド等で固定するのがよいと思います。

一方任意保険契約は注意が必要です。通常後席を外した状態で保険会社が受託可能か確認ください。10社ほどの調査結果では半数がダメの結果でした。この改造を施した状態で保険対象事故が発生した場合これが原因でなければこれを理由に保険支払いを拒否されることは無いと思います。
別途車中泊改造についてまとめました


ポルテ車中泊DIYからこの面白さを覚え、 SLエブリイホームメイドキャンパーに発展しました。
エブリイフラットベッドはこちら
  その他ポルテの情報はブログに


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