現在の位置 : SLエブリイホームメイドキャンパー>フルフラットベッド自作 2019/11/27最終更新
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フルフラットベッドと空間設計 パネル分割架台枠組立式 オリジナルノウハウ満載
  2014/09/11〜
軽量化架台1×4版に変更。
エブリイ車中泊フラットベット
 車中泊で最低限、必要なデコボコの無いフラットベッド。 アイデアが浮かんだ都度改良し追加変更しています。
設計方針
  1. 2名就寝可能な軽量フルフラットベッド。足元まで充分な幅の確保
     其の為、収納は高床式とする。床から立ち上げるとフルフラットでなくなる。
  2. 床下収納。土台はローコスト、軽量な 1×4ワンバイフォー材を使用する。重量増による燃費悪化対策。
  3. 分割床クッションパネルを採用。小分割の床下収納で収納取出しが楽。
  4. 天井高の確保と床下も実用的な収納量を確保する。
  5. 車検対応、エンジン点検のために土台前後2分割→前は左右2分割床下のバッテリー点検口も作る
  6. 出入り口設置→特に雨天には車内で傘の準備、履物が履けて車外に出られる
  7. 前方に傾斜2度付ける→駐車場勾配対策。前向き後向き駐車で水平選択出来ます。
  8. フラットベットの車体への固定はしない。積載物とする。がたつきは防止する事
  9. 木製とする。アルミ柱、イレクターも検討したがコスト増、重量増、金属は肌触りが冷たい結露も、木は暖かい!
    最適材料は基本材は安価な1バイ。強度重要でない部分は桐集成材で軽量化。
  10. ベッド設計だけではなく車内空間収納との連携を考慮しなければならない
変更改良履歴   
 初期の2×4記事はこちら 2012/11/07 前枠左右の変更。 2012/11/18 テーブルレイアウトモード追加
 2014/09/11軽量化リニューアル 2017夏PCテーブル追加
ページ内リンクです。すぐ見たい場所をクリック
図面  多分割床クッションパネル  軽量化について  ベンチソファレイアウト
バッテリー点検口を作る  ベッドスペースを犠牲にしない収納を作る  

後部座席について
 撤去します。DA64Wは左右独立しており、1席当たり4個のボルトで車体に固定されています。撤去していても違反とはなりませんが車検時戻さなくてはなりません。座席分が定員となるので撤去状態で乗せると交通違反になります。撤去した状態で任意保険は契約できない保険会社もあります。車検、任意保険について調査しました。
難易度3:
★★★安価な材料なので失敗しても何度でも作り直しが簡単。インパクトドライバー、ドライバードリル。ジグソー、テーブルソーや切断機があれば作業が楽ですが手ノコで楽しみながらゆっくり作りましょう!。
クリックで大図面 平面図 最新版 2014/9/11〜
2011年から改良を重ねてきました。
前後共1×4版です。
出入口(マッドルーム)も有ります 
基準取付点(寸法算出点)は
 後端:リアドアゴム内側
 前端:脚ベース(スライドドアゴム内側)
前枠部は左右分割。
図の寸法は参考程度に。製作時のカットは都度原寸測定でカット
クリックで大図面  立面図。土台枠(フレーム)

注:実際は前方を高くし傾斜をつけています。約2度。水平を取る必要はありません。

多少の製作誤差、床面凹凸などを補正します。定規(1×4 6フィート)で前後の直線性を重さを加えながら正確にスペーサーを入れて調整が必要です。
前後連結は取外し可能な様に6mmボルトと鬼目ナット埋めこみで最低2ヶ所連結しました。
枠部は全て1×4材を使用しました。一部には半割り材も使用。

調整前、仮置

1×4版 9.15Kg 2×4版 22.76Kg(計算値) 
パネル敷いた合計は41Kg程にもなる13.61Kg軽量化に成功
マウスオン画像は旧2×4版
前後の架台の連結は6mmボルトと鬼目埋込みナットで接続。
この状態で傾斜、左右水平、前後端直線性を定規(1×4材)を使い、各支点の高さをスペーサーで正確に調整します(重要です)傾斜は再前部から最後部の落差が約8cmで凡そ2.5度です。
左右収納と連結は無し。
分割枠組功罪 一見無駄、製作に手間がかかりますが  
出入口の切り欠き

左側出入口部分
ミニマッドスペース苦心の作です。
自分に合わせた最適スライド量により後部の枠前後長、枠脚位置高さが違ってきます。運転中のスライド量に合わせて前後寸法を決定します。(緊急時の対応)ベッド設営時はシートを前に倒しますので隙間が空きます。そこ専用に床パネルを作っておきます。

マウスオンで旧2×4版

運転席側後部床下は水と食料 (乗降は左側から)
2Lボトル5本とその奥は食料など収納。高さ320mm。右側ステップ部分はフラット化。水は大型タンクより2Lペットボトルが利便性良し。

2021年頃からは100Aリン酸鉄リチュームイオンバッテリを中央部に置きました。
通常時(走行時)の後部フラットベッド 分割床パネルの形状と置き方工夫

通常走行時の状態 

助手席は最後部にスライドしています。
左パネルは横置き、中央パネルは隙間塞ぎ用。
フルフラットベッド、広いスペースを得る 車中泊フラットの状態
エブリイの運転席は助手席の様にはなりませんが前傾させた画像の位置で止まります。丁度ソファ背もたれにピッタリ行きます。
前にスライドさせ出来た隙間は専用パネルで塞ぎます。助手席の隙間はパネルを縦置きし、左側に出入口専用パネルを敷きます。

車中泊時バッグなどの荷物は倒した助手席や運転席に置きます。
これで2名分の約1200×1850のフラットフロアーになります。
マウスオン画像は出入口として使用時
マッドスペースの役割
雨の日など出入にが楽になりました  車中泊就寝時はこの様になります。

出入は手前のパネル1枚を剥がします。

ドアを開けなくても履物や傘の用意が出来ます。
ミニマッドルーム。狭いながら玄関スペースとなります。
強度が必用でない部分は桐13mmの方が少し高価ですがベニヤ合板の1/10以下の軽量です 分割床パネル
11ミリ合板に銀マットを両面テープで三重貼付け冬期の断熱性重視。ベッドとしては硬めです。厳冬期でもマットレス不用。ポルテで実証済。
布貼りはタッカーで仮止めし木工ボンド貼り付け。裏折り返しは多めに、タッカーピンは止まったら後で抜き、布を端切れで2重貼りします。ベニヤ合板は重い。現在は夏用として13ミリの桐集成材を採用しました。軽くてベニヤ合板の1/10以下の重量です。価格も3割位安価です。強度的にも分割床ですから大丈夫です。11Kg→1kg以下に。走り性能、燃費に影響する
使う材料、生地などで全く違うものになると思います。 冬用床パネル

 スエード調生地を使用。コールテン、など厚手で肌触りの良い暖かい物を選ぶ。銀マットの体温反射効果で暖かいレザー生地より1/3軽量です。

 車中泊就寝は冬期でもかさばるマットレスは敷かず、冬用敷きパッド+春用シュラフ+W掛け毛布。寒ければ湯たんぽ。
隙間を塞ぐのも大事。
ラゲッジスペース部分床下はこれでも最大135ミリの深さがあり、結構な収納容積がある。
画像は2011夏、最初の頃です。(床下フレームは変更しています)

そこそこの質感は得られたように思います。 画像は左後席を設置した状態です。

左後席設置ではボルトオンとしたカセットコンロ台を取外します。
右後席設置の場合は3段小物収納ラックを取外します。いずれもボルトオン。架台も撤去します。
注: 後席折畳みしたまま、フルフラットには出来ません。同撤去、右後席温存、左後席温存、ラゲッジスペース温存、5種類のレイアウトが可能です。
注: 実際にはこのレイアウトをとることは10年経過してもありませんでした。
右後席温存 画像は右後部座席を起こした状態。
座席を折畳みフラットにするには旧バージョンの架台に戻す。
2名で旅に出る場合
左右後部座席は撤去する。41Kg減量となります。

左座席復元は左前架台を撤去する。

注: 実際にはこのレイアウトをとることは10年経過してもありませんでした。
軽量化について 2014/0906
パネル重量はも床パネル前部で12mm合板では18.8Kg。軽い桐集成材13mmを使用すれば合板の1/10以下です。(強度は落ちる)エブリイの左右後席は合計40Kgあり、撤去すると燃費削減効果は確実に有ります。このタイプでは座席復元は前枠の撤去が必要です。追加DIY積載部分を合計しても後部座席撤去すればオリジナルより軽量化出来、燃費改善も期待出来ます。
マウスオンで床完成画像

この一桝ごとに100均の浅型トレイが収まります。
夏用分割床パネルに変更。桐材の軽量化分割床パネル、内部銀マットは2重。
マウスオンで仮置きと仕上がり。
1×4架台により13Kg以上の軽量化。パネルも10分の1に軽量化。強度は落ちますが軽量化を優先しました。左側出入口の1枚、最後部の2枚はコンパネ又は補強桟の裏打ちが必要です。分割パネル下は貴重な収納スペースです。
体重のある方は合板を採用下さい。体重の軽い方はお勧めです。
ビニールレザー貼りは水分をこぼしてもふき取るだけ。夏用に最適。
2022頃から北海道へ行く時は助手席もシートも撤去し冷蔵庫の置場としました。
最終版完成画像2014/09/18〜
2名就寝でも約60cm。左右の収納は高床式。この形式はこれの完成時点で初の試みであったと思います。
 材料は桐集成材13mm。400*1820を2枚、300*1820を3枚で約5000円。クッション材も両面銀、厚手15mm1枚貼り\2,200-に変更、表面材料はビニールレザー1m1000円。隙間塞ぎ含め全13枚全重量11.4Kgでした。
予想より重かったのは表面材のビニールレザー。ビニールレザーの重量は2.5Kgにもなります。u当たり720g布スエード調はその10/1程度。
パネル重量の削減量は合板パネル18.8Kg-11.4Kg=7.4Kgの減量となりました。
 You Tube 動画
  
  ベッド以外の各部収納、オリジナルサブバッテリ走行充電なども紹介しています。
左出入口をベンチシートとしたレイアウト、折り畳み収納ミニテーブル。(助手席前傾固定はツッカイ棒です)

マウスオンしてみて下さい
ミニカセットコンロ台、調理台、食事テーブルなどの折畳み多目的テーブル。


ガラスは通常時全閉し、調理時換気が必要になる。この時には【何時でもパワーウィンドウ】は必須装備。
パソコンテーブル
右側後席
分割床パネルをスライドドア部に置き片方に支えを作ったもの。窓側、脚共にマジックテープでワンタッチ脱着。
エブリイは運転席背もたれを前に倒すと画像の状態で固定されます。足を下す事が出来るのでゆったり快適なPCワークが可能となります。
札内川園地キャンプ場滞在中にアイデアが浮かび製作しました。

で囲んだもの、【何時でもパワーウィンドウ】スイッチです。この様な時にパワーウィンドウを開閉できる超便利機能。
車中泊用フルフラットベッドを含めた軽量化について・2014/09/19架台+パネル変更 
架台の1×4化
改良前の重量(計算値) は約22.76Kg
1×4材に変更した計算値は約9.15Kgとなりました。なんと13.61Kgも減量です。クッションパネルとあわせた軽量化
現行の合板クッションパネルの完成重量は1u当たり8.59Kg 2.2u18.8kgです。
桐材+ビニールレザー貼りパネルの完成重量は11.4Kg でした。
改良前2×4の場合のフルフラットベッドの総重量は22.76+18.8=41.56Kg
軽い女性1名分の軽量化です。
改良後1×4+桐材 では9.15+11.4=20.55Kgとなりました。
後部座席の合計重量は約41kg。座席撤去すると20.55Kg 削減出来たことになります。 考察
キャンピングカーは装備が増えて重くなり燃費が悪化し、ハンドリングが悪化しバーストによる横転事故などが問題となる。装備を充実するに連れ走行性能は極度に悪くなります。燃費にも大きく影響します。
各連結部ボルトオンとし、しっかり接続する。前後左右連結しないときしみ、段差等が発生します。
今回の後席撤去と軽量架装で走行性能は標準仕様と変わらず、燃費の悪化は見られません。一人旅の場合は助手席も撤去。
座席撤去は人を乗せなければ違法ではありません。車検時は復元します。コストパフォーマンス抜群の改良結果となりました。

注:夏用床パネルとして桐13mm集成材で製作したものは、強度不足で一部合板13mmに戻しました
用途はキャンカー想定ですが防災、緊急時車中泊用としても快適に使用可能です。

読者からフラットベッド製作の画像頂きました。 ご自分の車中泊スタイルに合わせて製作されています。        
 同時に是非装備したいもの

【何時でもパワーウィンドウ】 キーを差し込まなくても窓開閉が出来ます。
【何時でもナビ】 サブバッテリーと合わせてキーを差し込まなくてもナビなどが使用可能となります。
網戸とペアーでPCFAN換気扇。簡単自作
当サイトオリジナル走行充電マイコン・操作表示付 TC10B
 バッテリー点検孔   2012/01/29記事追加  ベッドを作ればバッテリ点検できなくなるのは困る
バッテリ点検口1
バッテリ点検口を作ります

床パネルを外し、マットをめくったら点検できるようマットをカットします。
車体下後部から覗くと”らしき形”の箱状の物が見えます。マットの上から手探りで探ってみると点検用カバーが探り当てれます。目安をつけ、カッターナイフで定規をあてカット。コの時にカットしそのままでも良いとは思いましたがほつれ止めに端切れ布を当て、へたくそですが縫い合わせました。

バッテリ点検口  マウスオン画像
 エブリィイのバッテリは荷室の床下。点検するには荷物を全部下し、マットのホックを外し、前のほうへめくらなくてはならない不便さがある。こうする事によって
元々より点検し易くなった。
2013/1/10〜同サイズのサブバッテリを並べて搭載しています。マウスオンでバッテリの様子が見れます
床下搭載の詳細はこちら
サブバッテリの構築はこちら
 
2018/03/16サブバッテリ交換に伴い床下搭載は終了しました
  収納棚などでベッドスペースを犠牲にしない
フラットベッドのスペースは収納キャビネットなどで犠牲にしない エブリイワゴンは助手席を前に倒すとテーブル状となり、就寝時にはバッグなどの置き場所が確保されます。
2名での旅行出発時は左右後部座席を撤去します。その空間にクーラーバックや2Lペットボトル、着替えなどが積載できる大きなスペースが生まれます。春秋の1週間くらいならルーフボックスなしでも2名乗車で出られます。

また、後部の分割床パネルを起こせば130mmと浅いですが6箇所分割であわせると貴重な収納スペースとなります。

最下部の収納は小物道具入れ。これは重宝しています。100均のトレイ85*50*35cmが2枚ぴったり入ります。
見た目もシンプル左右対称デザインとしました。 2012年12月20日頃の画像です。

 左右天袋収納が完成、左右収納リニューアルしました。

左右収納キャビネットの記事
天袋収納キャビネットの記事

銀マット収納のネットラック
その他はエブリイメニュー
 ■後部棚板、マウスオン画像は運転席ハンドル棚板
車内就寝時は床一杯をベッドとして使用する為、手回り品などを置く場所が必要です。
後部左右収納キャビネットに橋渡し棚は就寝時の一時物置となります。倒した助手席などに置きますが、運転席の空間が活用出来ます。両方あわせると大きなスペースが確保できます。
助手席フラットテーブルはクーラーボックスを床から取出して置く事も出来るようになります。収納はフラットなベッドスペースを確保する為いくらあっても余る事は無い。
 一人旅では助手席を撤去し板敷として冷蔵庫を置く場合もあります。助手席撤去する事自体は違法ではないとの事。(警察交通係確認済)荷物が窓を遮ったりすると違反。
2023、2024の北海道旅では長期間になり少し大き目の冷蔵庫が重宝しました。
まとめ・後書き
  • 機能面 2名乗車で収納面との折り合いも含め満足できる結果は得られている
  • シンクは不要、排水は出さない又は小型バケツ。水タンク不要、2Lペットボトル5本で長期旅でもOK
  • 左右側面カーテンはスペースの無駄など欠点多し。車中泊時はプラダンでプライバシー確保と断熱効果。
  • 最終的に一人の場合は助手席を撤去し冷蔵庫を搭載。
  • 基本的に冬季は使用しないので問題ないがオールシーズンは断熱、FF暖房などの対策が必要。
  • 構造、材料の最適選択でローコストで完成した。
  • 北海道など長期旅行では車内収納だけでは収まらず、テント,アウトドアチェア,焚火台等はルーフキャリア搭載が必須である。
  • このままでは車検を受けることはできません。特に重量増加分の積載物は元に戻したり一旦降ろす必要がある。
  • 車検、保険、法的な事 確認した事をまとめました。

次に作ったもの 後部左右壁面キャビネット   自作品のモニター報告コーナー

 【何時でもパワーウィンドウ】   【何時でもナビ】    換気扇、   網戸も必須装備

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