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■ 【何時でもパワーウィンドウ】NFET版    画像はリモコン付きフルセット
リモコン付き【何時でもパワーウィンドウ】FET版フルセットエブリイ用
2024/03/13 更新しました。
 【何時でもパワーウィンドウ】開発から改良を重ね、はや14年経過しました!
 モニター販売はこちら  
ブログ開発履歴
 車中泊時不自由を感じる事。パワーウィンドウ開閉が出来ない!これを解決します。取り付けた方からのモニターレポート  取付 説明書 Q&A
 ファンも設置し、  網戸も設置すると快適空間!  サーキュレータまであれば完璧

初版2013/03/11 最終更新2024/03/13  使用部品は入手事情により変更になります。
【何時でもパワーウィンドウ】シリーズ最新版のページです。
モニター販売はこちら
取付 説明書  簡易版取付説明書
自作したい方、コストを抑えたい方には回路が簡単固定タイマーのTR版 Ver03 も作成しました

 
【何時でもパワーウィンドウ】とは?
車中泊時など駐車中などで窓開閉が自由に出来ない!
これを解決するのが、当サイトオリジナル開発の【何時でもパワーウィンドウ】機能追加の電子工作DIYです。
このDIYは電装回路の改造やサブバッテリー等必要とせず、室内ヒューズボックスでのヒューズ差替えのみです。復元も簡単です。
  • キーオフ後、パワーウィンドウはキーを挿してON位置まで回さなければ動作しません。
  • キーオフ後は運転席側のみエンジン停止後遅延タイマー機能で一定時間操作可能ですが以降は全窓開閉不可能になる。
  • 【何時でもパワーウィンドウ】とはキーオフ後でもパワーウィンドウスイッチの操作が一定時間(タイマー動作)可能とする機能です。
  • 取付はヒューズボックスのヒューズ差替えとボデーアースのみ。超簡単取付です。
  • エブリイなどスズキ系とダイハツの軽のPWヒューズは30A角型ヒューズで全窓ひとまとめです。
  • 従ってキーオフ後では30Aヒューズの前に電源挿入すれば動作可能になりますがこの直結動作は様々なトラブル、危険性があります。
  • 直結動作はIG配線系統に電気が供給されてしまいます。IG系はイグニッション系FANなど通電されると最低でも3〜5A程度流れ、バッテリが上がってしまいます。この対策が必須となります。
  • 何故タイマーで使用制限しているのか?
    重要な事が二つあります。幼児がいじる安全上の問題とダイオードによる逆流防止は漏洩電流があり他の車載機器の誤動作を発生させる問題があるからです。
  • PWヒューズは1個から4個個別など車種で様々。形状も1個の物は30A角型。大半は低背。旧車ではミニ平型も。
  • ホンダ車ではエブリイと同じ方法で動作可能車種が多いのですが、異なる方式の物があり、注意が必要です。(下記対応状況参照)
  • トヨタ車は基本的に取付不可。電源挿入はPW/RL PW/FLの前後2つですがここではなくGAUGEヒューズの様です。
     但し、ヒューズボックスの電源挿入だけでは逆流により他の機器が動作します。
  • 【何時でもパワーウィンドウ】はメインバッテリ常時電源から供給されます。その為連続通電されたり他の電装が動作しない様に逆流防止回路、タイマー回路、待機電流をほぼ零にするなどの回路設計を行い、改良を重ねています。
FET版の特徴は?
  • リレーを使わない独自開発超低オン抵抗Nch-MosFETハイサイドスイッチ回路。発熱の無い超小型基板。
  • CmosタイマーIC採用可変10秒〜130秒(初期設定は50秒前後) 。
  • 回路の待機電流,消費電流が無視出来る程度まで抑えました。 回路部品が故障しても拡大しないフェイルセーフ設計です。
回路構成;
  • タイマースタート押釦スイッチ(モメンタリSW)、汎用の電話RJ11モジュラーケーブル、タイマーとパワースイッチモジュール基盤、電源取出しヒューズ、PW電源挿入は逆流防止アダプターのキットにより構成されます。
  • PWモーターに通電するSWは最新のNchMosFETを使用するオリジナル開発、電子化。メカニカルリレーは不要。
  • 押しボタンケーブルは汎用の電話用4芯モジュラーケーブル。市販ケーブルと互換有り。踏付けなどでショートしても焼損、発火しない安全設計です。 ブログ記事に掲載

対応車種は?
 
自車のエブリイで開発しましたが
軽四ほぼ全車、ホンダ車などにも装着可能車種はたくさんあります。入出力ヒューズ形状に違いがあります。ドア毎分岐が必要な車種もあります。トヨタ車など逆流阻止不可能な車種もあり、適合には注意が必要です。
下記に車種対応記載しています。
取付けは? ヒューズボックスへの配線とアースのみで簡単取付可能ですが下記取付順が最適です
  取付、取り扱い説明書はこちら 
  電源取出しヒューズの確認は検電器で行って下さい。エーモン製検電器
@ バッテリマイナス線を外さず.外さず行う場合は下記順番で厳守して下さい!
A 電源取出し部とPWヒューズを抜いてください。
(ホンダ車など複数分岐は1窓毎に)
B 配線順は先にPWヒューズへ2本、次に電源取出し側の順に!テーピング保護しながら。
C ボデーにアースを確実に取り付ける。ボルトナットを使うのが便利。
D この状態で(SW配線未収納)スタートボタンを押して動作確認してください。
    取付後まれに勝手にLED点灯する場合がありますが、1分程待ちLEDが消灯後テストして下さい。
 先に常時電源取出しを差し、PW配線が他の金属部に触れると基板を破壊する場合があります。!

 注意 取付時上記の取付手順を無視すると基板を故障(FET、逆流防止ダイオードをショート破壊)させる場合があります。

操作注意:窓操作は一ケ所毎とし、複数同時操作すると15Aヒューズ断で保護します。

注:サブバッテリを電源としてもPWに単純接続すると意図しない回路、下流側にも通電(ファンモーターなど)し、車両火災の恐れ、双方のバッテリーを消耗したりします。双方へ逆流しない様に回路設計が必要です。
一言ご注意 YouTubeでも見かけます。
 常時電源と直結するだけで簡単にパワーウィンドウは動作出来る様になります。
 これをやるとバッテリ上がります。PWヒューズに直結するとPWを動かさなくても直結する事により他の電装機器に通電されます。例えばFANスイッチがオンであれば通電により数時間でバッテリが上がります。その他思わぬ事故や火災の危険があり、見た目PWに通電するだけではないのです。

自作応援生基板無料提供、完成品領布もあります。
取付説明書に応用取付例も掲載しています

【何時でもパワーウィンドウ】追加機能 
対応車種・動作状況
  • スズキ系ほぼ全車。標準仕様はエブリイDA64 DA17系、ヒューズボックスの
      電源取出しは低背20A_D/Lヒューズ、電源挿入は角型30A_PWヒューズ差替えだけの簡単取付です。
        DA62Wは電源取出しはミニ平型。
  • ダイハツ系タントLA600S,LA660S、ウェイク、アトレーS331G他・ほぼスズキ系と同じ標準仕様で動作。ダイハツの現行車種はPWヒューズがミニ角型です。
  • ホンダ車は窓毎にPWヒューズの数だけ"逆流防止ヒューズユニット"が必要で後席左右操作可能とするなら1個追加。ヒューズ形状もミニ平型、低背タイプがあります。注意:車種形式により動作不可もある。
    • N-BOX JF1/JF2、JF3/JF4、(ヒューズの向きにご注意) ブログにより詳しく解説
      新型N-BOX JF5,JF6は可能と思いますが未検証です。←1個TR版無償提供します。早い者勝ち!
    • フリードプラスGB5、フリードスパイクハイブリッドDAA-GP3、
    • フリードプラスハイブリッドGB3は動作不可
    • ステップワゴンRG1、RK5、RP3、RP5
    • オデッセイRB1,RB2
    • オデッセイハイブリッドRB3、オデッセイRC4では動作不可
  • トヨタ車ではPWヒューズではなくGAUGEヒューズに挿入可能ですが、ノアDBA-ZRR70Gなど他機器ファンモーターなどがオンであれば逆流します。
        短時間通電なので大きな問題は無い様ですが自己責任で。
      トヨタ、ピクシス、メガGターボ3BA-LA700A、他軽は動作可能車種多い。
        動作可能かどうかのチェッカーを作ってみる
  • 日産車 ルークスML21S、
      PWヒューズがエンジンルームにある車種は配線引き回しが困難です。取付、動作報告実績はありません
  • HV、PHV、EV車などエコ車は動作しない。 (バッテリー系統やPW通信方式が異なる為?)補器バッテリバックアップすれば可能と思われる。
  • その他お問合せ下さい

【何時でもパワーウィンドウ】 現行一覧  シリーズ一覧開発履歴&解説
【何時でもパワーウィンドウ】回路動作この項はその他の説明です。読み飛ばしても構いません
  • 車両の仕様でキーオフではパワーウィンドウは動作しない設計となっているのは安全面、バッテリ消耗などの理由によります。キーを抜いても遅延タイマー機能により運転席側のみ一定時間動作する車種は多くあります。
  • 当サイトにて改良試作を重ねて作った【何時でもパワーウィンドウ】FET版は常時動作ではなく、タイマー動作としました。タイマー動作中はパワーウィンドウ以外に電圧が印加されることが無い様に逆流防止回路経由して挿入します。
  • 【何時でもパワーウィンドウ】の必要のない通常時は【何時でもパワーウィンドウ】基板に通電通過はありません。但し、通常時に於いても逆流防止回路には通電されていますのでその配線ロス、ダイオードによるロスは発生しますので操作は1窓毎に制限。
     (2窓以上同時操作で15Aヒューズによる安全保護と致しました。)
  • 安全面やバッテリ消耗などを無視して常時電源と直結すれば動くようになりますが、単純な直結は危険です。
     
    上流電装機器に逆流が発生しバッテリ上がりになる等トラブルのとなります。
  • 【何時でもパワーウィンドウ】FET版は待機時消費電流が無視出来る値となるCmosターマーICを採用しています。回路動作電流も2個のLEDの電流値が増加する程度の3mA程度です。
    無線ワイヤレスの場合は受信モジュールの待機電流が最大7mA程度となります。
  • 当サイトの【何時でもパワーウィンドウ】はキーを抜いている時、パワーウィンドウ回路のみ通電され省エネとなります。キーオン時の場合はナビなどACC機器やエンジン点火系統へも通電します。ナビはSSDナビ1.6A、HDDナビ5A、エンジン点火装置は5A〜10Aも消費します(エブリイの場合で他車種は未調査)  
  • 逆流防止機能無しではIG系のブロワファン、ワイパー、ウォッシャー、シートヒーター、デアイサーデフォッガーなどにSWオンでは通電されます。 (エブリイの場合で他車種は不明)  (上流のIG電源に逆流する為)
  • "パワーウィンドーの何時でも化" は常時電源との直結SW追加するだけ!と簡単に言われる方が多くのHP上で見られます。SWを切り忘れると大事なバッテリーが直ぐに上がります。他の電装機器にも数アンペア通電されてしまうからです。 挟み込み事故の危険性があります。
    他の電装が動作しない様にPWにだけ給電の為の逆流防止は必須です。(バッテリマイナスに電流計をいれると確実に確認出来ます。)
  • タイマー基盤は12V車用に足元LED照明のタイマーユニット、タイマースイッチなどに応用できます。10Aまで使用可能。リレーレスなので基板、リレーの消費電流もほぼゼロです。 設定時間は35秒〜150秒半固定可変できます。
  • スタート握り押釦、オーム電機製は内部にLEDを入れると釦全体が光ります。パナソニック製握り釦は小型、LEDを入れましたがボディーは光りません。押釦固定式にも簡単に変更出来ますスマートな埋込型モーメンタリSWも使えます。
  • キーオンでPWに通電するより省エネになります。
    (エブリーで約5A省エネ)ダイオードは2個入り30A*2を使用しアルミ放熱板に取り付けています。ヒューズは標準仕様と同じヒューズを使用します。差込は極性があるので色分けします。間違って挿しても動作しないだけです。(ホンダ車など複数の場合は他の窓に逆流します)
  • LED照明に分岐すれば便利さ倍増です!

仕様、制限事項・など
  • タイマー動作時間: 基板内半固定VRにて半時計回り一杯で約10秒〜右一杯回すと150秒可変(動作時基板、押釦のLEDが点灯)
    初期設定は40〜60秒
  • 待機電流は極小です:0.65mA・回路消費電流3.18mA・リモコン装備では使用する基板の違いで待機電流3.2mA〜7mAの範囲になります。タイマー動作中の消費電流は回路はほぼゼロ。PWスイッチ操作しなければバッテリも消費しません。PW時はエブリイで1窓5A程度ですがオートストップで10A位瞬時に流れます。
  • 操作制限: 複数窓同時開閉は禁止(通常時も)。1ドア毎操作。(安全の為ヒューズを15Aとしています)
  • 電源、取出し: 12V車、常時電源から。(24V車禁止)
  • 電源挿入: PWヒューズ(極性あり)逆刺しすると通常時でも動かなくなります。動く方に差し替える。ホンダ車では他の窓が動く
  • ヒューズ形状:エブリイ標準仕様は電源取出し低背、PWヒューズは角型スローブローヒューズ
     他社の場合は確認の事。旧車はミニ平型が多い。PWヒューズは低背、ミニ平型を使用する場合が一般的。確認の事
  • 基板の配置: 100均小型タッパなどのケース、厚手のポリ袋等に入れて絶縁する事。
    発熱は待機時はゼロ。動作時も殆ど無くタイマー動作制限なので密封しても問題ありません。
  • 設置場所; 基板は室内ヒューズボックス近辺、操作ボタンは最大2.5m迄(延長や、複数設置も可能)、ワイヤレス版有り。
  • PW以外への分岐: 12VLED照明追加がお奨め。 
  • FETスイッチ容量:最大負荷は15A程度(ヒューズにて制限される)で電圧降下はNchで0.05V
  • HV、PHV、EV車などエコ車は動作しないか誤動作もあります。 (ECUネットワーク接続の車) 設置される場合は他機器が動作したり動かなくなったりしないか十分な確認検証をして下さい。
  • 2020年からは標準仕様をスマートな埋込型モーメンタリSW、 無線ワイヤレス版も追加。
安全事項について ・必ずお読み下さい。 
  • 挟み込み事故対策
    • 幼児のいたづら防止対策中継コネクターで押釦ケーブルを簡単に抜く事が出来る様にしました
      幼児にリモコンをおもちゃに持たせないで下さい。ブログにもいたずら事故防止対策掲載
      ウィンドウロックスイッチも事故防止になりますが運転席は除外されています。
    • タイマー式限定動作とは言え、危険性は無いとは言えません。車内で幼児一人で絶対に遊ばせない
    • 車両標準装備でウィンドウロックスイッチが有りますが、運転席は除外されていますので中継ソケットを外すのがより安全対策になります。
  • 逆流防止回路によるIG系動作防止。多数窓同時操作禁止、15Aヒューズで制限操作
  • ケーブルは微小電流動作設計なので踏みつけショートしても安全。
  • バッテリ保護は短時間タイマー動作と逆流防止。エンジン停止後のキーオフ強制動作より遥かに優しい。 独自のNFET駆動回路によりタイムリミッター動作となる。
  • 以上の安全設計により車両電装に与える悪影響はありません。
     (但し取付時のショート、取付後の配線ショートなど取付に起因するヒューズ断などは考えられます。)
  • 故障パターンで常時オン状態(FETがショート、逆流防止がショートとなる場合)は使用継続せず、至急修理して下さい。
部品表  PDFファイル  旧タイプ
参考:ハイサイドFETSWによる電圧降下と逆流防止ダイオードの電圧降下はRev06からFETは低オン抵抗2mΩのNchFET LFPAKタイプを実装しました。基板実装FETの発熱はほぼ無い。電源挿入逆流防止ダイオードは0.5V程度の電圧降下があります。ダイードの発熱は8A通電時温まる程度であるが短時間の通電でありミニサイズの3mmアルミ板に取り付ける。

【何時でもPW】N-FET版 WPW01_Rev02 回路図、基板は改良により変更する場合があります。
全回路図  
50*39基板 超低待機電流回路採用 フェイルセーフ設計
 待機時通電している受信モジュール、555IC、5VAVRはCmosICチップを使用。AVRはHT7350-Aを採用超低消費電流ですがショート保護が無い為RXモジュールに異常があれば同時故障となる(制限抵抗有)。
LFPAK Rds2mΩ以下超小型Nch FETを採用。NchFETをハイサイドスイッチとするにはゲートドライブが問題となります。オリジナル駆動回路を独自開発採用し、Vgs10V以上を確保。汎用受信モジュール4chを基板に内蔵可能です。V0-1chを使用しています(A釦)。空いたB釦はMSPSWなどの操作に使用可能になります。受信モジュールは入手性により外付けモジュールに変更も可能。基板は部品入手の都合や随時改良の為変更が有ります。基板はワイヤレス仕様ですが標準仕様と共通です。
 
ワイヤレスリモコンだけでも問題ないと思いますが別に有線スイッチがあると2名での操作や、車外からの操作でLED照明点灯も可能になり利便性が広がります。
リモコン増設も可能です。
基板は厚手ポリ袋、小型ケースなどに入れて絶縁処理する。

【何時でもパワーウィンドウ】FET版、ワイヤレス受信モジュールもオンボード。
LED照明にも分岐をお勧めします!
タイマー動作中の室内照明にもなります。T型分岐圧着端子を使ったものです。車中泊時真っ暗で探し物などの時や、トイレに起きた時。ちょっとだけ照明を灯けたい時など便利です。外部照射で防犯にも、リモコンで車外から点灯出来ます。
注:スタートボタンは複数分岐分配可能ですが、誤動作の恐れも出てきます。短く必要最小限で。画像のオーム製丸釦、パナ押釦も製造終了廃版。


取付された方がモニター報告。YouTubeに動画投稿各種リモコン接続についてはブログ記事を参照
電池消耗などでリモコン操作が出来なくなった場合はモメンタリSW、押釦SWで操作可能か確かめる。リモコンだけ操作不能の場合はボタン電池が消耗していないか確認。ペアリング再設定は受信ユニット基板内のタクトSWを短押し、基盤内のLEDが点灯するのでリモコン釦を短押しするだけでペアリング出来ます。
参考:パーツリスト
 新開発基板。超小型LFPAK低オン抵抗のNchFET(ヒートシンク不要)に変更し、タイマーICは待機電流が少ないCmosタイプで耐圧が18VのTLC555CDRを採用。パルスノイズ耐性対策、NchFET駆動回路、ターンオフ回路追加。C4,D1はローリークを使用する。自作ではCmosICの扱いに注意静電破壊などがある。TR版が成功率が高い。



 ★埋込型押釦スイッチ 
内装パネルに穴開け必要です ・操作ボタン複数並列設置も可能
 運転席側のセンターピラーに取付
スイッチ(モーメンタリ型スイッチ・タクトスイッチ)を使用します。押すとオンオフになるタイプ(オルタネート型スイッチ)は使用不可です。メタルボデー,ネジ直径16mm,LED無極性型内蔵各色12V用,釦はフラット又は凸型。2023年後半頃から円安等で入手価格は2倍くらい値上がりしています。
16mmが終了次第12mm径に移行します。12mm径は凸タイプ
ケーブルは電話用ケーブルRJ11 1mを直接SW端子に半田付け先端は 6P4C又は 4P4Cを使用します。モジュラプラグは良質の物を使用する事。
SWケーブルの自作はSW、LEDの区別などテスターで導通確認してください。押した状態でオンになるのがSWの赤線と黒線を接続。その左右の電極がLEDで無極性です。
車両へのSW取付 図の穴あけ位置確認はアシストグリップ下側の内装カバーを外した状態でSW収容空間を確認する事。画像をマウスオン、クリックで拡大画像になります。運転席側センターピラーに取り付けるのが利便性が一番良いのではと思います。
穴開け工具参考タケノコドリル


無線ワイヤレスリモコン
無線リモコン送受信器追加し、押釦SWと併用可能です。
注;待機電流はリモコン受信部約4mA〜10mAで使用するユニットで異なる。標準仕様のタイマー基板のみでは1mA以下

ワイヤレスでタイマースタート出来れば便利さも倍増し、押釦SW配線無しも可能で、スマートに機能アップできます。併用も可能です。押釦を廃止すれば幼児の事故防止にもなります。押釦配線無しで設置可能ですがリモコン紛失や故障時の為にも押釦併用をお勧めします。受信ユニット外付けタイプは12Vのリレータイプ、ローサイドFETタイプ共に従来タイプの基板に追加し半田付取付可能です。
ワイヤレスリモコン概略仕様・中華製ですが良く出来ています
  • 無線 315Mhzなので到達距離が長い。車内外周辺(直線30m?)
  • 送受信はペアリングが必要、1Chモメンタリモードで使用。2chでMS-PSWと共用可能です。4chモジュール採用。
  • 使用ユニットの詳細  リモコンユニット 受信モジュール 1527コードを使用しています
  • 送信機の電池はCR2016を2個又はCR2032を1個(機種により相違) 100均ショップでも買えます。 結構長持ちします。
  • 受信待機電流はタイマーFETSW基板1mA+受信モジュール4mA〜8mA(使用モジュールで相違)
2釦リモコンを使用すればMS-PSWの操作も可能になるのでお勧めです。装着状況は画像にマウスオン、クリックしてください。
ブログに受信ユニットタイプ別接続図紹介しています。・各種リモコン接続についてはブログ記事に詳細を参照   
リモコン送信機種類 上記受信モジュールは基板から供給する5V電源タイプです。
無線リモコンは押釦SWと併用可能です。連打してもタイマー時間は延長されません。
注;リモコン受信部込みの待機電流約4mA〜10mAです(使用するユニットで相違あり)。2釦リモコンを使用すればMS-PSWの操作も可能になる。
装着状況は画像にマウスオン、クリックしてください。
取付された方がモニター報告、YouTubeに動画投稿各種リモコン接続についてはブログ記事を参照
電池消耗などでリモコン操作が出来なくなった場合はモメンタリSW、押釦SWで操作可能か確かめる。リモコンだけ操作不能の場合はボタン電池が消耗していないか確認。
ペアリング再設定は受信ユニット基板内のタクトSWを短押し、基盤内のLEDが点灯するのでリモコン釦を短押しするだけでペアリング出来ます。オールクリアは8回連打。A釦が【何時でもパワーウィンドウ】専用。はB釦は【何時でもナビ】ナビ、MSPSW。
参考:パーツリスト
 新開発基板。超小型LFPAK低オン抵抗のNchFET(ヒートシンク不要)に変更し、タイマーICは待機電流が少ないCmosタイプで耐圧が18VのTLC555CDRを採用。パルスノイズ耐性対策、NchFET駆動回路、ターンオフ回路追加。C4,D1はローリークを使用する。自作ではCmosICの扱いに注意静電破壊などがある。TR版が成功率が高い。

順番は先にPW電源挿入・電源取出しタップを挿入・最後にボデーアース接続
PW極性を間違えない様、突起のオス端子にしっかり差し込んでください。しっかり差し込まれ、簡単に抜けない事を確認してください。
注:ずれて差し込むとヒューズ端子がショートし逆流が発生します。
注:電源取出しヒューズタップのリード線の向きが下向きでも動作しますがドアロックヒューズが飛びやすくなります。
注:電源取出しヒューズタップがRRDEFでも動作しますが動作します。25Aのヒューズに交換して下さい。
 エブリイなどはPWヒューズが1個なので全席対応出来ます。下記右側はN-BOXホンダ車などに使用する左右後席に分岐対応したものです。
上図エブリイの30A角型ヒューズ対応です。近年のダイハツ車の30A PWヒューズはマイクロ角型タイプです。上記はミニ平型端子に変更が必要です。30APWヒューズ
ホンダ車他は窓毎のPWヒューズで低背タイプのヒューズですがミニヒューズを差す事が出来ます。ミニ平型ヒューズでの加工が楽です。
 電源取出しヒューズタップはこんなものです。  
 左記のヒューズタップを使用します。
エブリイは低背型ですが旧車種ではミニ平型も使用されています。エブリイはD/Lヒューズ20Aから取り出しが最適です。(RRDEFでも可能です)
ヒューズボックスは内側が常時電源側なのでリード線がケースの外側になる様に差し込みます。
リード線方向を逆に差しても動作しますが、【何時でもパワーウィンドウ】の操作とドアロックを同時に操作したりすると20Aヒューズが切れる事が予想されます。

左図は低背タイプのヒューズタップですがミニ平型ヒューズタイプを低背ヒューズホルダーに差す事は可能です。
電源挿入と逆流防止について
 
逆流防止ユニットは自作します。左エブリイ他30A角ヒューズタイプ、右ホンダ車他20A低背ヒューズタイプの2窓セット。
PWヒューズに電源挿入しますが逆流防止ユニットを入れて下流側に通電しない様にします。ダイオードは大容量30A 2素子入りのショットキーバリアダイオードを使用します。小型ヒートシンクも取付けます。窓毎PWヒューズがある場合は15A SBDでもOKです。
挿入する平型端子は片側はカバー無しを使用すると挿入ミスを防止出来ます。挿入側線長は長めで余裕を持たせています。
極性があるので赤、黒(青)色分けしています。
ホンダ車など逆流防止ユニットを複数使用する場合は1窓毎挿入し、目的の窓開閉動作を確認した上で次のユニットを挿入してください。

ホンダ車などPW電源挿入アダプターは低背、又は旧車ではミニ平型 
エブリーなどスズキ系、大半の軽四は30A角型スローブローヒューズで平型端子(ファストン端子)メスで挿入できますが、軽以外は低背ヒューズです。旧車はミニ平型が多い。低背ヒューズを加工は難易度が高いです。既存のフリータイプ市販製品を採用すると楽ですがエーモン製でも精度に問題有り。加工が難しいですがヒューズを加工し右の様に自作た方がローコストです。ヒューズは断線させます。角をカットし1.25sqのリード線を半田付けし、エポキシ樹脂で固めます。高難易度!

極性を色分けしています。
低背タイプのPW電源挿入としてヒューズを断線させリード線を半田付け加工したものです。
下側の平型ミニタイプは低背ヒューズホルダーに差込み出来ます。その逆は差込出来ません。リード線取付加工は平型ミニタイプが楽です。
ホンダ車などのPWヒューズは低背ヒューズで窓毎に有ります。一部旧車では左右毎に有ります。
ヒューズタップの正規の差込方向はリード線を上方向少し無理に曲げなければ装着できません。ヒューズボックスを下方に捻ると少し余裕が出来ます。
ヒューズタップの差込は固めです。しっかり奥まで押しこんでください。
PW端子挿入時同士をショートさせない事!簡単に抜けない事を確認してください。端子がタッチしているとIG系に逆流し基板が故障するだけでなく、バッテリ上がりになったり車両側に異変が起きます。時々勝手に起動する。タイマーオンするとメーター類が点灯するなどの現象が出ます。
最後にボデーアースも忘れずに!
ヒューズタップの差込状況   ヒューズボックスカバーはヒューズタップが干渉する為再取付出来ません。取り外したヒューズと一緒に別途保管して下さい】
カバーをカットすれば再取付可能です。マウスオンすると詳細な画像。DA17です。
 左の拡大画像
いずれもヒューズボックス単独で撮影した画像です。実際には見えない部分の画像です。
 DA64Wのヒューズボックスは 運転席側
ヒューズボックスは縦配置です

DA17V/W ヒューズボックスは助手席側コンソ−ルボックス裏  13番30A PWヒューズ、電源取出しは常時電源の22番20A D/Lドアロックヒューズ。
 その他解説
 逆流防止無しだとIG系に通電し、ヒーターファンなどが動き、無駄な大電流を消費します。予想外の事故(バッテリ上がり)が発生じます。直結して動いたからOKとするのは危険です!
PW動作中はSBDが発熱するのでアルミ板に取付ます。SBDは約0.4V電圧降下します。(1窓操作時約2Wの熱損失)
ダイハツタントカスタムなどもPWヒューズはエブリイと同じ角型30Aヒューズなのでエブリイと同形状です。助手席グローブボックス裏にある。ヒューズボックスのヒューズは低背ではなく、ミニヒューズです。
PWヒューズがエンジンルームにある車種については配線引き回しや、基板収納に注意が必要です。室内ヒューズボックスから常時電源取出してPW挿入配線をエンジンルームヒューズボックス迄、延長する方法がベストかも知れません。 ホンダフリードプラス、NBOXなどの室内ヒューズボックスは低背タイプを使用しています。PWヒューズも低背タイプ。低背タイプヒューズはミニヒューズと互換ではありませんが、低背タイプヒューズホルダーにはミニヒューズを差す事が出来ます。一杯差し込んでも1〜2mm低背タイプヒューズより背が高くなります。接触面積は十分に有り、電源取出しや挿入に加工する場合ミニタイプの方が楽です。

PWヒューズについて パワーウィンドウへの電源を挿入します。
スズキ、ダイハツ以外は低背ヒューズが一般的で画像は平型ミニヒューズを加工したものです。

ミニヒューズ又は低背ヒューズ用逆流防止アダプター。低背ヒューズにミニヒューズを差し込めます。
スズキ系以外ホンダ車、トヨタ車、などでは窓毎、又は前席、後席と分割してPW低背ヒューズが有ります。操作したい窓毎に逆流防止アダプターが必要です。
フロント、リアーの2個のヒューズのタイプはホンダ車、トヨタ車に多い。
ヒューズ延長アダプタはエーモンからも出ています。
逆流防止2分岐セット  低背ヒューズ用に2分岐PW逆流防止ユニット
挿入側は低背ヒューズ型。唯一の市販品エーモン2837がありますが精度が良くない。(製造中止された模様)充分な接触面が得られない為、ヒューズを加工し、自作する。NBOX/ホンダフリード/フリードプラス/フリードスパイクハイブリッドの後席左右は左図のセットで操作が可能です。
逆流防止ダイオード、PWヒューズをセットにしたアダプタユニットです。ヒューズそのものを改造しているのではなく電源挿入部はヒューズを取り除いたヒューズ外形を使用した延長ヒューズです。低背タイプヒューズ延長アダプタの市販製品が無いので挿入端子を作成しました。
 押釦の取付場所の私のお勧めは右センターピラー、アシストグリップ付近。車から降りた後、閉め忘れた左窓を閉めたい時などにはここがベストです。車内からの操作にも最適と思います。
2名乗車時には右ピラーは操作しずらいので左ピラー部にも分岐すると完璧です。さらにリモコンがあるとさらに便利な使い方も出来ます。
LED照明に分岐しておくと真っ暗な夜間、リモコンを押すと自車位置の確認等に。
窓には網戸FANを取付けています。ウィンドウガラスを途中まで開けたり閉めたりなくてはならないものです。  
 画像は札内川園地キャンプ場にて。後席左側のレイアウトに

【何時でもパワーウィンドウ】が動作可能かチェックする方法
 最近ハイブリッド車などCPU制御されているパワーウィンドウでは【何時でもパワーウィンドウ】は動作しない可能性があります。動作可能かどうか事前にチェックするチェッカーの案です。動作すれば【何時でもパワーウィンドウ】は設置可能と判断できます。
これで動作してもこのまま使用するのは止めて下さい。あくまでチェッカーとしての目的でテストして下さい。

動作検査チェッカーの作成とテスト

【何時でもパワーウィンドウ】が上記動作確認外の車種で簡易テストは左記の様な動作チェッカーで試してみる。長時間通電するとバッテリ上がります。
SBM1045VSS
該当のPWヒューズに挿入し動くか、動かないときは他の窓が動く場合がある。その場合は逆流が考えられる。挿入向きを変えて正常動作するならOK。
動かなければ当サイトの【何時でもパワーウィンドウ】は使用不可です。
HV EV HEV車の多くは動作方式が大きく違うため動作した報告は未だありません。

注意事項、備考: Q&Aは取付説明書も見て下さい
  • 取付時タイマーが勝手にスタートLED点灯している場合がありますが設定時間終了する迄待ってタイマースタートテストして下さい。
  • 操作制限 通常時でもパワーウィンドー開閉は1ケ所毎とする。2ケ所以上同時操作では安全の為ヒューズが飛びます。複数同時操作すると大電流が流れ、追加した配線や部品を安全に保護出来ない為です。
  • 挿入するPWヒューズソケットの向きにご注意下さい。通常時動作すれば、【何時でもパワーウィンドウ】時も動作します。動作しなくても壊れる事はありません。 通常時(【何時でもパワーウィンドウ】タイマーオフ時)動作しなくなったらPWヒューズへの端子極性向きを差し替えて下さい
  • この追加機能は子供のいたずらなどで挟み込み事故の危険性が増加します。押釦ケーブル途中の中継アダプターコネクターを外すなどして十分ご注意ください
  • 安全の為取付時は@バッテリーマイナス端子を外す。APWヒューズ端子に向きを確認して挿入B電源取出しヒューズ向きを確認して挿入。
  • 配線取付時には勝手にLED点灯しタイマースタートすることがあります。この時FETが完全オンしないのでPWを操作するとFETが破壊する場合が考えられます。タイマー終了を待ってテストして下さい。
  • タイマー基盤の絶縁処理はケースに入れる、厚手ポリ袋に入れるなどの処理をして絶縁防水処理をして下さい。エンジンルームには設置不可。
  • 操作ボタンの複数設置は誤動作、故障の恐れも増加します。最小限にして下さい。
  • 発熱:パワーウィンドーを操作時連続で操作を続けると逆流防止アダプターダイオード、FETが発熱します。1分程度は何ら問題はありませんが長時間の連続操作は発熱し、焼損事故の恐れもあります。遊ばないで下さい。大電流で他の用途に使う場合ご注意下さい。
  • 【何時でもパワーウィンドウ】ではPW電流のみ消費し、他に電流が流れない為省エネです。通常エンジン停止からパワーウィンドーを操作しようとするとキーを差し込みACC位置で動作させますがPW以外のイグナイター回路電流などを消費します。(DA17/64の場合)
  • 上記動作確認車種以外では逆流が無いが必ず検証して下さい。
  • 元々運転席パワーウィンドウはキーを抜いてから2〜30秒間動作します。(キーオフディレイ機能)【何時でもパワーウィンドウ】のタイマー終了後も同様にさらに2〜30秒動作します。PWキーオフディレイについては最近の車には殆ど装備されています。
  • 待機電流について
    リモコン無しでは0.5mA程度でゼロに近い。リモコン仕様では受信モジュール消費が最大7mA程度となります。TC20C走行充電器やカーナビの待機電流とほぼ同じで問題はないと思いますが、長期(3カ月以上)乗らない場合は時々エンジンを10分程度は回す様にして下さい。メインスイッチを設置する程の懸念はありません。
  • 取付事例に自分の車種が無い場合
    事前相談ください。駄目でもLEDなどのタイマー照明などにも使用、応用可能です。
【何時でもパワーウィンドウ】 FET版完成品・領布

読者からのレポート 取付例のご紹介 他にもレポート頂きモニタ報告ページに掲載しました
DA17V JOIN
DA17 V MTターボ。
DA17W
フリードプラス設置取付動画

ステップワゴン、オデッセイ、VEZEL、NBOXなどホンダ車も対応可能車種があります。ホンダ車は窓毎に逆流防止の分岐が必要です。
N-BOXのヒューズ配線例です
JF3/JF4
のリア左右に挿入。
運転席、助手席にも必要な場合さらに分岐が2個追加します。


後記:
 単純な直結動作ではなく、タイマーを備え、大電流逆流防止回路、取付簡単ヒューズ差替え方式、タイマースイッチはスマートな埋込型LED内蔵スイッチ、更にリモコンも装備し、独自回路設計によるFETSW駆動まで採用している10年以上熟成した【何時でもパワーウィンドウ】となりました。これ迄未熟ながらご愛用頂いた方々に感謝申し上げます。

完成品・生基板の領布
取付説明書はこちら・応用取付例
ホンダ車もモニター報告頂いています。取付事例はこちら
ブログカテゴリ 【何時でもパワーウィンドウ】
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