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エブリイワゴンハイルーフ 左右天井廻り(天袋)収納の製作 
                
2012/11/30 製作完了  SLエブリイブログで製作過程公開
 収納什器製作の最後の自作、左右天袋収納です。自分にとっては難易度が高く、当初は作る予定はありませんでしたが、車中泊経験から小物の収納場所が必要な事、収納箇所を多くして、用途別に整理整頓したい事、などから自作することにしました。安全面からも強度的にしっかりした物を作る必要があります。

家具キャビネットに1×4材は不向きです。コストダウンもありますがパイン材なので塗装仕上げでは木目に味がありタモ材などより自然感が楽しめます。。ドア部は同じものを使いましたが幅150厚さ15mm位の桐集成材が軽量安価に仕上がると思います。
難易度4:
★★★★
SLエブリイブログで製作過程公開 
スライドドア左右天井廻りに取付ます。

底面、側面、前面を安価な1×4で。幅稼ぎに2枚をタボで繋ぎボンド接着します。通常は15ミリパイン棚板材などお使いください。
固定場所はアシストグリップ、天井に埋め込みターンナット。底板、扉板共に内装のカーブに合わせて型取りし形状カットします。
■横幅について:
私の場合天井ネット収納の前後幅の関係で750としましたがサイド収納の天端まで延伸した方がバランスよく、収納量も増加します。
 底面材2枚の集成材を製作中

幅広棚板を作るコツは
正確にタボ穴を開けるのが一番ですが、ドライバードリルで正確にというのは至難の業ですがタボは2個とし、タボ穴を開けるときドリル刃が垂直にいなければ穴が多少広がってもここで修正しておきます。緩めであってもボンド接着し、クランプで左図の様に締め付けて置くとまったいらの幅広板が出来上がります。ボンドは乾かないうちに水にぬらした布で拭き取って置きます。十分接着乾燥時間を掛けることです。
何枚も繋いでテーブルさえも作れます。幅広の自作クランプ(締め具)が必要です。
曲線部の型取り
画像の底板部は曲線カットして、仮取付していますが、
まずは仮に水平を保った、基準になる1×4材をあてがい、ボウル紙をはさみでカットしながら画像の右画側板、底板の型紙を作成します。
左側板は仮吊り下げの為の板です。当初ここが終端と考えていましたが左右連結することにしました。この状態で連結板の型取りをします。
同時に扉を仮に合せて見てカット&トライです。
ターンナット使用上の注意
ターンナットを使用した
  天吊パイプの取り付けも参考に

連結板(梁)の型紙
型紙が正確、丁寧に作れば後が楽です。

天井側に1×4材、左右に200ミリ程度の端材をタボ繋ぎ接着し集成材を作る。1200ミリの長さで足りる。図面参照。
 
室内天井出っ張り部(スライドドアローラー収納部)底板(棚板)
出来上がった型紙を板材に置いて鉛筆でなぞる。大まかにジグソーや回し切りノコで3mm程度多目に曲線カットします。

ジグソーは曲線カットするとき板に対して斜めになる性質があり切り込み過ぎ注意が必要です。木工用金属やすり粗めでやれば意外と早く修正できます。100斤でも平型、半丸が売られています。紙ヤスリで仕上げます。

片方を現車に合わせて正確にカットできれば(何度もカットアンドトライが必要)左右対称ですからコピーできます。

蝶板、ローラーキャッチャー仮取付。

 1回目塗装後の連結板、左右扉です。

丸穴、扉窓は重量軽減の為の策です。

今回も色が濃すぎる感じ、水生ニスメープル(100均)

塗装が済み、エブリイに取付。連結板を取付けていない状態です。

連結板は重量分散、強度アップにも重要なものです。
完成画像。連結板を取付。
間仕切りカーテンレールを付ける絶好の位置となる。衣紋掛けにも。

容積は少ないながらも収納箇所が増えた。区分整理しやすく。

収納予定はカップ麺、レトルト食品、乾物、乾燥食品など。
完成画像の後方を見る。

圧迫感やヘッドスペースを心配していましたが、気になる程ではありません。但し私の身長163cmでの話です。6尺の大男では問題かも。
右側

ネットラックは垂れるので後日前方と同じ白色メッシュラックに変更した。収納予定は窓目隠し断熱ボード、ちょっとした衣類など。

前方のメッシュラックは帽子、ティッシュ、タオル、衣類などを置く予定。

左右壁面収納キャビネットと連結しています。強度的にもしっかり接続が必要です。
100均平板金具を多用しています。見ばえが悪いが、素人手抜き細工。機能強度優先です。分解、組立ても簡単です。

車体との固定箇所は
図面でお分かりと思いますが天井内装留め具の場所にターンナット2箇所埋め込みLアングルで固定しています。

スライドドア上部のアシストグリップ、シートベルトアンカーのボルトにも共締めした平板金具を使用し固定されており、実際走行テストの結果きしみ音など異常な振動音もありません。
中央天井に内装止め部にターンナットを挿入し天吊り構造とするが重量は持たない。左右連結で補強する。

扉を開いた右側
ティッシュが4個入って余裕がまだあります。意外と広く、使いやすいです。

収納箇所が増えたのは、用品ごとに区分整理がやりやすくなります。安全を考慮、カップ麺など軽いものを入れる。
仕切りや滑り止を置くと良い。

左が前方です。

左右天井埋め込みナット部にLアングルが画像から確認出来ます。

マウスオン画像は滑り止落下防止を付けました。
ドアはローラーキャッチャーを取付る
扉のガラリは軽量化の為にくり貫いたものです。100斤のプラ仕切りを使いました。本来は強度は必要ではないので軽量な桐集成材が適当です。
 
アシストグリップにL型アングルを共締め固定している。
容積は概略左右合計20リットルくらい

連結板にはハンガーなどがかけられます。車中泊時には便利。重量分散され強度的にも効果的。

エブリイのキャンカーでは左右連結部から前方を収納としたものも存在するようです。圧迫感、安全性など検討した結果、設置は取りやめにしました。

網棚を残した方が頭上の開放感があります。
 間仕切りカーテンを取付ける。
以前のものを移設しました。連結板への取付ですっきり簡単。
製作費用は
1×4材 6F   4本 712円
ターンナット  2個 300円
蝶板      4個 210円
L金具      2個 200円
接続板金    4個 400円
水性ニス    1個 210円
プラガラリ(仕切り板)2個 210円
他ローラーキャッチ、ネジなど手持ち流用
  合計     2242円
重量は仕上がり実測4.6Kgです。
 自己評価
  1×4材は硬いパイン(松)です。曲線加工は難儀しました。収納場所が多いのは用途分類し整理するのに重宝します。使用材料はストックしていた1×4材を使ったので加工に難儀した事など考えると軽量で加工が楽な他の材料を使用すべきでしたが木目特有の手作り感があり、愛着も出てきます。ドア部だけでも桐材を使用すべきです。形状、サイズ、天井空間確保には十分気を配った結果、私の身体サイズには圧迫感は無く、頭をぶつける事もありません。ドアを傾斜させたのは苦心の結果です。
この前につくったのは左右後部壁面収納キャビネット 次に作ったのは換気扇

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