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 ■ 【何時でもナビ】 Ver04 FET版
 Ver04c 完成基板 
対応カーナビはSSDナビ、フローティングタイプなどのメモリーナビタイプ、ポータブルナビ。
HDDタイプ、DVD内蔵タイプ、ディスプレイ収納型は非対応。

改良型Ver07に吸収しVer04は廃版と
 致します。
対応カーナビはメモリータイプがお勧め。HDDタイプ、DVD内蔵タイプは非対応。
【何時でもナビ】とは【何時でもナビ】アダプタ基板を設置する事によりサブメインバッテリの自動切替、再起動防止機能が追加されます。
バッテリ劣化した車、ディーゼル車でも再起動を防止を重視した大容量バックアップ【何時でもナビ】Ver06(理想ダイオード使用)も用意しました。
【何時でもナビ】は用途等で3種類あります。シリーズ一覧 この回路図も自作される方に公開しています。←自作された方はご感想などご一報を。
 読者様の取付レポートもあります。
 単純にスイッチで電源切替した場合キーオンオフなどで障害が発生します。
 モニター販売コーナー
【何時でもナビ】とは

  • キーオフ、キーオン、駐車、停止時、走行時にかかわらず文字通り何時でもカーナビを使える様にする。
  • 電源はサブバッテリーや市販ポータブル電源の12V出力でカーナビを動かす事が出来ます。
    サブバッテリーが必要。サブバッテリの記事はこちら
     (ポータブル電源自作も可←自作記事
  • 【何時でもナビ】を装着使用するとキーオフ時から走行中に至る迄シームレスにカーナビ動作を継続可能となります。
  • 近年の車中泊ブームでは 必須アイテムと成ります。 キーオフ時にナビルートを決定したい。駐車中にテレビを見たい。あらゆるシーンでカーナビ、車載多機能ナビオーディオシステムのキーオフ時にも使用可能と成ります。
【何時でもナビ】設計上の注意点と対策 。(車両、使用ナビなど様々な条件があり対応が異なる)
  • カーナビはメモリバックアップの為に常時電源が必要で最大5mA程度が暗電流となる。
  • 上記の為常時電源が途切れると再起動や、時計が初期化されたりする。(約10V以下一定時間で)
  • 基板内通過電流は常時電源はオフ時数mA〜数10mA、オン時1A〜3A最大音量時は使用ナビで異なる。最大5Aとする。
  • オフ通電時からエンジン起動後の大きく変化する電圧変動でもシームレスな起動を継続する必要がある。
    ディーゼル車や能力低下した走行用バッテリでは再起動が起きやすい。アイスト車でも再起動が発生しやすい。
  • ポータブル電源の12V出力については電圧低下が大きくなる粗悪品が多い。
  • ナビ終了時次回起動でリセットされている場合もある。ナビの種類、バッテリの劣化具合等の常時電源電圧降下によるものです。
    上記の場合、Ver06を推奨します。Ver01でも可能な場合もあります。使用ナビ、使用条件の違いで異なります。

【何時でもナビ】Ver04 特徴機能
  • サブバッテリに切替え使用が出来る (ACC電圧検出で切替動作) 切替重視なので電源冗長による意図しない流入は無い。
  • カーナビの再起動防止(切替重視)
    ディーゼル車ではVer06理想ダイオード版を推奨(再起動重視)
  • サブバッテリ・メインバッテリ切替はFETによる電源自動切換。
  • カーナビはメモリバックアップの為に常時電源接続が必要でバックアップ用電流には対応します。(限定条件あり)
  • リレー不使用で接触不良無・FETSWで省エネ・長寿命  (バッテリ寿命での能力低下は除く) →Ver06で対応
  • SDナビ、SSDナビ、ポータブルナビには最適。  バックアップ電流、消費電流が少ないタイプに対応

【何時でもナビ】FET版Ver04 の欠点
  • D1,D2 ショットキーバリアダイオード電圧降下(0.4V)による音声最大出力低下。実用上聴感上問題になることではありません。切替重視。
  • ディスプレイ収納型ナビではキーオフ後収納できない、途中停止などの報告あり(Ver06理想ダイオード版で対応可能)
    起動終了時に大電流が必要なナビ、消費電流の大きいナビでは起動都度メモリーリセットする場合がある。
  • メインバッテリ能力低下(内部抵抗増加)によるバッテリ回復遅れによるクランキング後再起動する場合が特にハイエースディーゼル車で散見される。この対策はVer06(クランキング対策理想ダイオード版)
  • ディプレイ収納型ナビなど起動時、終了時に大電流が必要な場合は →Ver06で対応
  • FET版で対応不可能な部分のさらなる高機能化は別途開発したサブメインバッテリマイコン自動切替器MS-PSWとする。
【何時でもナビ】に使用するお奨めの12V電源は?
難易度:★★★★
お奨め度:★★★★★
2017/05/06 Ver04 新規記事 5/20 回路定数変更廃止画像差換えました。
2021/01/01 MS-PSW併用による高機能化などの文章追加しました。
2021/12/11 Ver06理想ダイオード版 を追加しました。起動電流の多いナビ、ディーゼル車再起動に対応しました。(特別対応)
2023/02/15 接続図修正、ワイヤレス化追加、その他文章説明追加
2023/12/20 説明文章間違い修正。
 【何時でもナビ】Ver04c
【何時でもナビ】Ver04c
D1,D2はFETの寄生ダイオードによる逆流を防止。0.4V電圧降下による発熱があります。R3はメモリバックアップ用のバイパス抵抗。
JMP1はディーゼル車などでセルスタータ後の再起動対策。
(Ver04cはJMP廃止)
Ver06のページ新設
Ver04c 完成基板
FETを2SJ334からひとまわり小型パッケージのTJ60S04M3Lに変更しました。Rdsが6.1mΩなので5A流しても損失は0.153W。放熱しなくても発熱はありません。パワー半導体は高性能に成る程小型パッケージと成ります。Pchでは理想的ですが、秋月電子では品切れとなりました。当サイトの在庫分でこの基板も終了になります。いずれPchは消滅するとは思われます。
 【何時でもナビ】取付参考図
 ナビを取付取り外し経験があれば問題なく取付けられると思いますが、経験が無ければ難易度は高いと思います。特に注意点は取り外すときダッシュボードなどに傷を付けてしまうなどがありしっかり養生しつつ作業が必要です。又常時電源をカット接続しますのでバッテリを接続したままで作業するとショートさせヒューズを飛ばしたり、最悪配線を溶解損傷する事も考えられます。自信がなければカーナビなど扱う電装業者さんに相談されるのも良いとは思いますがネット検索してみると工賃相場は2万円から3万円。

注:端子配列は基板シルクを確認下さい。Ver06と相違有!
注:ポータブル電源を使用する場合の注意事項をブログに掲載しました。
何時でもナビ起動のワイヤレス化
 【何時でもナビ】スイッチをワイヤレス化できます。有線SWは上図受信モジュール黄、白に並列に入れます。1527エンコードのワイヤレスリレーです。【何時でもナビ】のSWとして使えるようになります。受信モジュールは2プッシュのオルタネータモード(ラッチモード)でペアリングします。リモコン釦は2釦とすると【何時でもパワーウィンドウはA釦、【何時でもナビ】をB釦として設定できます。(【何時でもパワーウィンドウ】は1プッシュのモメンタリモードでペアリング)
注:ワイヤレス化は【何時でもナビ】をバッテリ自動切替器MS-PSWの傘下に置く事でより機能的になります。MS-PSWのワイヤレス化を参照してください。 
 取付手順: 取付説明書を参考に バッテリマイナス端子を外して作業する
  1.  先にカーナビ後部の配線、常時電源、ACC電源を途中カットし、画像の様に点検可能な長さまでラベルを貼った配線を出しておく。 アース(GND)はナビのボデーから他の線と同様取り出す。 各線のカット部はギボシ接続で元通りに戻せるようにしておく
  2. 要注意点:このターミナルブロックはネジ留式です。ワンタッチ接続では有りません。単線が良いのですが縒り線配線は1.25sq。先端を捩って7mm半田上げ加工をする。半田無し接続の場合、隣とひげ線でショートしない様注意。しっかりネジを締めて引っ張っても抜けないように確認下さい。後日増し締めすると安心です。ドライバーはマイナスでもプラスでも構いませんが、ぴったり合ったドライバーを使用すること。
  3. サブバッテリープラスから【何時でもナビ】SWとしてダッシュボードSWパネルに配線し、この位置まで配線すること。
     【何時でもナビ】SWは10Aくらいの容量は必要です。エーモン貼付SWは容量不足で動作しません!
  4. サブバッテリーは必ずしっかりボデーアースを取る事。(基板アースはナビの金属筐体へ)
取付後のチェック
  1. 【何時でもナビ】SWはオフの状態で通常動作の確認
  2. 次回エンジン起動時にナビは初期化されていないか?(リセットされていないか)
  3. エンジンオフキーオフ時→【何時でもナビ】SWオン→ナビが起動するか?
  4. 【何時でもナビ】ナビSWオフ→ナビ終了するか?
  5. 【何時でもナビ】SWオン→エンジン起動 この時クランキング前後で再起動しないか?
2.でリセットされる場合はVer04で対応出来ません。Ver06を検討ください。メインバッテリ機能低下もある
5.で再起動する場合はVer04で対応出来ません。Ver06を検討ください。サブバッテリ(ポタ電)能力低下もある。
使用されるナビの種類メーカー、メイン、サブバッテリの状態により正常動作が期待できない場合があります。
【何時でもナビ】取付作業風景  DA64Wのパネルは下側の勘合を外し上方向に左右外していくと外れます。取り付けネジを外すと前方に引き出せます。
タオルなどで養生しないとパネル部分が傷だらけになります。DA64Wはオートマハンドルを1速にすれば丁度ナビを仮置きが出来ます。

ナビ後部の配線、常時(黄)、ACC(赤)を途中カットしこの基板を挿入する。。アースはナビの左側面のビスにクワ型端子を挟み込みます。

サブバッテリーSWは運転席側SWパネルに取付。
 エブリイワゴンDA64W/17Wも同じ位置。絶縁処理の為、チャック付きポリ袋に入れる。発熱が少ないので問題はなさそうです。
グローブボックス右脇に入れます。
線長は30センチ位
この状態で基板の点検交換も可能です。
エアコン吹き出し口部のSWは追加したナビの強制オンオフSW。(【何時でもナビ】SWは運転席側SWパネルに設置しました。)是非追加設置をお勧めします。
あると便利な測定器の紹介
 電圧計は必須です。テスターで良いのですが検電テスターを自作しました。簡単に作れます。←ブログ記事
 電流計は総合的に常設しておくと車両メインサブのトラブル時の対策が楽に成ります。
  DC測定可能なクランプメーターは非常に高価なものでしたが数年前から中華製で安価に購入可能になりました。←アマゾン

後書き
開発初期から現在まで改良を重ねています。技術的興味本位で試作していますが、表面的に何事もなく動作しているようでも、車種、ナビの機種種類も多岐にわたり個々の対応が必要かもしれません。切替使用だけなら何ら問題ない様です。
リレー方式では切替時の瞬断、FET版などでの切替方式では車両側の電圧変動が大きいとナビが自己防衛する為再起動が発生します。特にハイエースディーゼル車はクランキング再起動はこのVer04で問題は解消されそうです。
ここ数年はサブ電源としてポータブル電源を使用される方が急増しています。ポタ電は12V出力はサブ的な位置づけで主力はAC100V出力です。大容量を宣伝していてもDC12V出力は仕様の表記さえないものも存在します。ナビを接続すると10V台まで電圧降下するとの報告があります。
【何時でもナビ】のサブバッテリは12.8V リン酸鉄リチュームイオンバッテリを推奨します。

注1: 【何時でもナビ】SWオンのまま放置するとサブバッテリが上がるだけでなく、メインバッテリ上がりの原因となります。
注2: 切替は正常でも再起動防止機能が働かない場合はメインバッテリの消耗、サブバッテリの消耗、使用しているナビ特有の問題が有ります。

やはり切替方式がベストであると言えます。Ver04ではFETによる切り替え、ダイオード重畳方式として、ハイエースディーゼル車などでクランキング再起動が発生する場合だけジャンパー線での対応としました。(Ver05では副作用がある為廃止)

また、FETメインバッテリーからのナビメモリーバックアップだけの微小電流対応していたものではディスプレイ収納方式では収納せず電源がオフとなる症例がある(Ver06理想ダイオード版で対応可能)


2019年4月にはサブバッテリとメインバッテリーの多機能自動切替器MS-PSWを作成しました。
コントロールボックス内に収めています。マウスオンで内部が観れます。
これのLOAD出力を【何時でもナビ】Ver04-01のサブ端子に接続します。
ブログに開発状況を掲載しています。
【何時.でもナビ】とサブメイン自動切替器MS-PSWの併用で機能強化

自車エブリイではワイヤレスリモコンで操作可能としており車外からセキュリティー対策、自動的にドラレコが起動する様にしました。24時間記録も可能です。
左図は説明図でヒューズ等の挿入など詳細は省略しています。MS-PSWのLoad出力からダッシュボードの【何時でもナビ】スイッチと接続するだけです。カーナビにはACC強制オンオフスイッチを設置しておくと便利、ドラレコでセキュリティ録画時はナビをオフ出来ます。
MS-PSWではiNavi Ver01で良い。
ブログに画像などがあります。
この記事を見て製作された方是非ご意見、ご感想をお寄せ下さい。

エブリイえぶりでーさんがみんカラで紹介いただきました。

pinoさんの そろそろソロキャンブログで紹介いただきました。N-VAN純正ナビをポータブル電源で起動その1 その2


自作応援プリント基板PWB、完成品領布あります。モニター試作品余剰品販売コーナー新設
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車中泊時には 同時に装備しておきたいキーオフ時でも【何時でもパワーウィンドウ】

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