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  AVデジタルパネルメーター自作   【最終更新2024/01/25】
運転席上部に設置した電圧、電流計 2020年秋リニューアル
運転中でも充放電状況がチェック可能なオーバヘッド電流、電圧計です。バッテリ−の状態が目で見える、キャンパー必須のアイテムです。
 ブログ 車載電流電圧計カテゴリー
左側メイン、右サブ、電圧、電流計
表示左アイドリング時。メイン0.9A14.3V充電。右サブ20.3A13.9Vで充電。
裏画像がキーオフ時、右サブバッテリはLED照明のみ通電中なので-0.1A(100mA)と表示しています。
キーオンで表示し、キーオフ時には強制オンスイッチでキーオフ時の暗電流、暗電流が見られるます。コントロールボックスにも同じものを設置します。
大陸製市販製品がありますが±表示が出来るものは数少なく高価でしかも、0.1A前後は不正確で実用にならず消費電流も多い。
2024年1月25日リニューアル
電圧計を常時点灯のLCDに変更。消費電流は約7mA
オフはメーターのオンSWを使います。
メーター配置も変更。上に電流計、下に電圧計、左メイン、右側サブ表示。両端のラッチ押釦SWは電流計をキーオフでも表示するスイッチです。
液晶パネルの視認角度を確保する為パネル向きを少し下向きに取付調整しています。抜群に視認性アップしました。夜間眩しければ全消灯も可能。
 このオーバヘッド電流電圧計の機能・特徴
  • メインバッテリー、サブバッテリの充放電状況(電圧,電流)が走行中とキーオフでも見られる。
  • 電流は充電、放電のプラスマイナスが見られるアンペアメーターとする
  • コントロールボックスはもちろん運転席でも見られる
  • 表示オンオフはACC連動とする。
  • 夜間でも見られるバックライト付デジタルメーターとする
  • LCDパネルメーター電源はモバイルバッテリとする。(メイン、サブバッテリの電源は使用しないので暗電流とはならない )
  • キーオフでも暗電流が見られる様にする(キーオフ時強制メータオンSWで暗電流測定機能)
  • 電流計は汎用部品を使用しローコストで自作する  200mV電圧計を最大199.9A表示とする
  • コンソール部、オーバヘッド部は汎用ストレートLANケーブルで接続する。
  • バッテリマイナス側に設置するシャント抵抗は1mΩ又は10mΩとする(75A75mV等)
  • 電流計は200mVLCDパネルメーターを使用し、200mV→200Aと読み替え方式とする。
  • 電圧計は3桁〜4桁汎用品を使用する。
 電圧計は市販品を使えるので簡単ですが電流測定は大電流なので少々の知識と工夫が必要です。バッテリーは充電と放電のプラスマイナス表示が必要です。充電時はプラス(又は無表示)放電時は "-"マイナス表示が必要です。
 
下記はこのページ内の見たい部分に直接リンクしています。
サブバッテリ用AVパネルメーター
必要なシャント抵抗の選択
VVFケーブルでシャント抵抗を自作
メインバッテリシャント抵抗
チップ抵抗でシャント抵抗を作る
オーバヘッドAVパネルメーターを設置する
コントロールボックスの製作・コントロールボックス側AVパネルメータ設置  (別ページに移動します)
近年ではAVのみならず電力計、容量表示も備えたAV]デジタルマルチメータも市販されています

シャント式電流計とは
回路に流れる電流を直列に負荷に影響しない微小抵抗を入れてその両端電圧を測定し、指示値を電流値として読み替えるものです。199.9は199.9mVですが199.9Aと読み替えるのです。数字を読み替えるだけなので不自然さはありません。パネル面にmV表示の無いものを選ぶ。この方法で大電流が正確に測定可能となります。

メーターの種類と選択: 電圧計は200mVスケールの物を選択します。(PM128 PM188)
  • 秋月電子のLCDパネルメーター一覧  電流計として使用します。(電圧計としても使用可能ですがLED電圧計などが安価です)
    PM-128 は200mV液晶パネルメーター3桁表示バックライトなし、自己消費電流1mA以下。1mΩのシャント抵抗を使用します。フルスケール200mVですので読み替えると200.0A(199.9)と読み替可能です。マイナス表示が出来る事(充放電)。小数点変更で20.00Aとも読めます。小数点位置やマイナス表示有無などジャンパー配線が必要ですが安価で多目的に使えます。メーター電源は絶縁電源が必要です。測定用電源と共用は出来ません。乾電池を使用するのが良い。USBモバイルバッテリー(5V)も使用可能です(注意点有り)。

    2022年現在PM188がお得
     
  • YB5135D DC200mV LCDデジタルパネルメーター ALixpresからです。表記画像のものです
     文字黒で青色バックライト付。プラスマイナス表示DC電圧計ですが200mVの物はDC、mV表示共に表示は無いので読み替えに問題がありません。小数点は固定、最大±199.9なのでバッテリーアンメーメーターには最適です。電源は12-8Vか5.0Vタイプが選択可。5Vタイプの消費電流は8mA程度。欠点は小数点変更できない事。バックライトLEDをオフにすると1mA以下の消費電流となります。(LEDリード線あり)。1
    mΩのシャント抵抗を使用します。
    送料共合計1,000円弱で発注後2週間くらいで到着しました。

     
  • その他、消費電流が少ないLCD製品で安価に入手が可能なのは上記2製品くらいしか選択肢はない。A表示のある199.9A電流計も販売されているが100V75mAとかのシャント抵抗を指定するタイプであるが汎用性がなく、除外する。
  • 電圧計は小型2線式LEDデジタル電圧計(パネルメータ)3桁表示 DC3〜20V(オートレンジ)
    サブバッテリ電圧計は3線式を使用します。2線式を改造するにはこちらに

    高精度5桁電圧計もお勧め
    LED方式は消費電流が最低でも20mAと多く常時点灯させておくことは出来ない。必要時のみ表示させる工夫が必要。

     
  • 多機能LCD電圧計
     

    LCD表示でバックライト、残量計付、オフSW、温度計、もある。1500円位と安価ではない。
    バックライトはオン時常時点灯し消費電流8mA以下。オフで消費電流ゼロになる。%表示の残量計もあり、目安程度ですが便利な機能です。バッテリ種類も選択設定できます。自動オフ機能付きもある。
    欠点:下方から見えない。液晶特有の視野角の問題があるのでオーバヘッドには使えないが上から見下ろす形のコントロールパネルには採用しました。
     
  • 多機能電圧、電流、残量表示、電力計マルチメーターが 売られるようになった。
    近年、中国製品が高性能化し一見魅力的に見えるが、
    致命的欠点もある
    アンメーターとして使え無い事(±の充電放電)
    マイナス表示が出来ない事は致命的です。消費電力0.2Wと大きい(40mA)は常時点灯させることは出来ない。 Wh表示は便利である反面、電流表示のないWhメータはお勧めできない。
    5,000円程度と中国製では高価な上記マルチメーターもある。
LCD表示パネルのPM128、YB5135Dの電源は
  • 電源は測定電源と共用不可、独立電源(絶縁)を使用する事とある。
    絶縁型DCDCコンバータを使うのが一般的ですが消費電流が問題です。暗電流測定できるようにするには別電源を使用する。幸いにPM128の消費電流は1mA以下なので9Vの乾電池でも十分実用的で006Pタイプもしくは単3乾電池6個を採用する。
  • 絶縁型DCDCコンバータを使わないもう一つの理由はキーオフ時メータ表示の為にはその電源をサブ、メインとも使わない暗電流を測定可能とするには第3の電源が必要なためです。
  • 注;PM128は5Vでも動く、YB5135Dも5V製品があるがメインサブと2個使用する場合、電源の共用は出来ない。
    ★ACCに連動するマイクロリレーで、充電SW-ON表示とすれば電池の消耗は抑えられる。又、暗電流を測定可能とする為、強制SWも置く。
必要なシャント抵抗器の値: PM128 200mV LCDパネルメーター、YB5135DLCD電圧計を使う場合を説明します。
  1. メーターは200mVでフルスケール(199.9mV)ですので199.9Aと読み替え出来るので違和感が無い。
     
  2. 200mV=200Aと云う事になります。 メインバッテリー、セルモーター回転時は100A以上流れるので200A必要と云う事にもなります。
    R=0.2V/200A  その時の抵抗値は0.001Ω=1mΩという微小抵抗になります。オーバーフローでもメーターは壊れる事はありません。
       
  3. シャント抵抗は大電流に耐える容量が必要です。
    市販品を探すには 200A-200mV 20A-200mV と表示のあるものを選択する必要がありますが実際には同じものは少ない。表示値をR=I/Eとして計算し1mΩ、10mΩとなるものを探します。
    75A 75mV →1mΩ◎→アマゾンで クランキング時では容量不足ですが軽四エブリイでは問題ありません。

    100A 100mV →1mΩ→Alixpresで
     
  4. サブバッテリー用も同じもので問題ないが、小数点2桁表示するには適当な市販品が見つからない。50A以上の大電流を測定しないという条件なら10mΩ1Wとかのチップ抵抗で代用すれば簡単です。←PM128の場合小数点変更が可能YB5135Dは小数点以下1桁固定
     
YB5135D DC200mV LCDデジタルパネルメーター を使用する場合
  1. 小数点は固定です。±199.9mVですので199.9A と読み替えます。
      R=0.2V/200A  その時の抵抗値は0.001Ω=1mΩという微小抵抗になります。
    市販のシャント抵抗では75A-75mVというものがあります。200A-200mVというものがあれば最適ですがありません。
    75Aまでしか電流に耐えられないという事になります。セルモーター回転時には軽4エブリイでも100Aをオーバーしますが短時間であり問題はなさそうです。 
  2. 普通車キャンピングカーなど200Aをオーバーする。バッテリ容量が大きく、充放電電流が100Aを超えるなどではこのパネルメーターではなく電流計専用の大電流アンメーターを選択する必要があります。電流、電圧、Wメーターを備えたものが売られています。この場合指定のシャント抵抗器を使用する必要があります。

    YB5135D液晶デジタルdc電流計dc 200mA 2A 5A 10A 20A 50A 100A 200A 300A 500A 1000A電流計ampパネルメータマイクロ電流計

シャント抵抗の自作も可能
   電気工事用VVFケーブルの線路抵抗を利用したシャント抵抗を自作
   大電流測定の為のシャント抵抗は高価です。なので自作も可能です。
   シャント抵抗の自作が難しいと思われるのはこの微小抵抗値がテスターでは直接計れないからです。
 
  • VVF2.0 2芯の許容電流値は23A*2です。常用範囲では充分ですが3芯が69Aと余裕あり。セルモーター時のみ100A以上流れます。 電線の参考サイト 【主要電線の電気抵抗及び抵抗率】
  • 定電圧可変電源、デジタルテスター2台と適当な50W5Ω程度の抵抗負荷抵抗などがあれば正確なデジタル電流計が安価に作れます。使用予定の【液晶デジタルパネルメーターPM-128】¥700-単3、6個用電池ホルダー、電池ホック、配線少々 を測定に使っても良い
難易度4:★★★★
 ■ 電線でシャント抵抗作る  ・ テストしてみる 過去記事です。
電線の線路抵抗を利用します。

微小抵抗はこの4端子法という測定法で正確に作れます。

左図で正確に長さが決定可能になります。デジタルテスター3台使用する

熱による抵抗値の変化が少ない5A以下の電流で調整が良い。負荷抵抗は5Ω50W
350円。極力正確なテスターを使用する事。
VVF2ミリ2本345mm メインバッテリー用 1mΩ。

電線電気抵抗参考サイトです。
使用する電線はホームセンターで購入できます。
計算値では2.0φVVF電線で182mmですが、校正値は172mm。
2本使用し倍の長さがより確度が上がります。ですがメーカーやバラつきにより誤差が有ります。
VVF2.0の電線許容電流値は30A程度2本で60A。短いし問題はないと思います。セルモーター回し過ぎるとちょっと温まるかも。
実際に使用しているのは2本束ねて345mmの実使用の物です。
これは市販品75mV75Aに相当します。
メインバッテリー用
校正中
購入した200mVパネルメーター又はテスター200mVが2台必要です。
1台で繋ぎ替えるのは誤差が出る。
右は直列に繋いだテスターの10A電流計の指示値
二重線で345mmとなった。
左はPM-128と同じ200mVレンジのテスターをシャント抵抗両端接続した指示値。
負荷は5Ω50Wセメント抵抗など手持ちで。ホットプレートで代用可。
右側の電流指示値を信用して長さを調整し1.7mVとした。→1.7A
(これが4端子法での測定です)
 普通車などではセル回転時200Aを超える場合もあります。オーバーフローで表示が消えます。容量的にはVVF2.6線を2本560mmでよいようです。(4端子法で長さ較正必要です) "タロベイ"様レポート
メインバッテリ用調整中。

*今回負荷抵抗は1.6mmステンレス線を100斤の陶器の花瓶に23回程度巻いた物を使用。標準電流計に5A位流してにシャント抵抗線両端電圧(電流に読み替える)が一致する様、長さを合わせます。


電流を流すとステンレス線の温度が上昇し抵抗値が徐々に変化するので、ファンで冷却しながら調整すると慌てず調整できます。
サブバッテリー用 10mΩ
単線で1760mm 画像は先端を半田付け往復で880mm。
右下に見えているのは中国製の945円のシャント抵抗50A50mV0.5%これと電圧値を比較してみた。ほぼ同じであった。(桁は違う)

直列に接続したテスター20A電流計でも 確認は出来ます。

注:電線は規格品であり、メーカーにより大差は無いと思われますがテスターが2台あれば簡単に校正出来ますので是非、ご自分で測定し長さを決定される事をお勧めします
簡単校正  PM-128 は015を表示しています。メーターは200mV電圧計なので1.5Aと読み替えます.。小数点桁、極性表示未設定です。

なおテスターは中国製1000円程度のもの秋月電子などで売られているもの お勧めはこっち

画像の電池は単3、6個使用です。
シャント抵抗に2mΩ3Wチップ抵抗も使用可能

電流センサー用チップ抵抗を2個並列に使ったもの。
YB5135D DC200mV LCDデジタルパネルメーター
デジタルパネルメーター電源は5Vモバイルバッテリーです。
 ■ 大電流シャント抵抗
市販製品では

 Amazonで 75A75mV 刻印有 AliXpresでは
75mv/75A=1mΩになります。75Aなので
メインバッテリー、サブバッテリーどちらにも使用可能。(メインではセル時はちょっと過電流にはなるので100mV100A、200mV200A等の1mΩになるのを選択するとPM128などの200mV電圧計が使用可能となる)
メインバッテリにシャント抵抗をボルトナットで接続したものです。
中華製±DC100Aデジタルパネルメーター電流計です。
パネルサイズは80*43でPM128より大きい。
ALiXpresで購入の200mV電圧計。200mVタイプはV表示は無いのでAとして読み替え出来る。 電源は5V、12V各種選択可能。消費電流はバックライト付で15mA程度。何れも1000円程度で購入できる。
1mΩシャントで最大199.9と表示する。
小数点は固定。後に見えるのは50mV-50A他に75A-75mVというのもAmazonで入手可能
バッテリ用電圧、電流計 AVパネルメーターを作る

2024/01/26更新最新配線図
電圧計LEDからLCD方式に変更しました
メイン電圧計の測定ポイントはヒューズボックスACCとします。ですがヒューズボックス常時電源からヒューズを通し配線、常時点灯としました。
サブ電圧はコンソール基板に接続しLANケーブル経由で常時点灯表示します。(3線式のACC連動は廃止)
低消費電流の多機能LCD電圧計を使用しました。このLCD電圧計はパネルにオンオフスイッチがあります。使用したLCD電圧計は消費電流約7mAでした。20mA消費するよく似たモデルもあります。

デジタルパネルメーターの電源は測定回路の電源とは絶縁された電源を使用ます。5V用パネルメータなのでモバイルバッテリーを使用します。

集中接続基板はオーバヘッドとコンソール共用としました。
双方の基板接続は市販のLANケーブルを使用します。コンソール側基板からシャント抵抗に並列接続します。並列接続してもメーターの入力インピーダンスが100MΩ以上なので問題ありません。

注:本来は電圧計の検出ポイントは走行充電器基板の端子電圧が良い。

集中接続基板、低電流キャンセラー基板、モニター販売しています。
枠内を基板化したもの
オーバヘッド-コンソ−ル間シャント抵抗への配線はLANケーブルで接続。
パネルメータ電源はUSB接続モバイルバッテリを使用。(12vもケーブル加工すれば可)。単独設置の場合はRJ45コネクタは接続不要
リレーの消費電流は2個で20mA程度。(ACCオンで)左端のターミナルブロックはACCラインへ接続する。0.75sq〜1.25sqを使用する。リレー消費電流によるACC電圧の電圧降下による誤差を避ける為です。
 最新の基板です。電流計用5V電源端子は上記と同じUSB-C端子を採用しています。右側のRJ45コネクタ基板はLANケーブルで接続するサブバッテリー側の基板です。セットで使用します。
 図の基板にRJ45コネクタが付いていませんがこれはコンソール用側だけで使用する場合は不要なためです。
2箇所設置予定の場合は双方の基板に取付が必要です。サブ端子電圧とシャント抵抗への配線を一本のLANケーブルで配線可能とします。コンソール側基板からシャント抵抗とサブ端子に配線します。
メイン電圧表示には左端のACCコネクタはそれぞれ必要です。(リレー消費電流がある為LANケーブル経由の細い線だと電圧降下が生じ電圧表示が低下する為)
5Vモバイルバッテリーへの配線はスマホ用にタイプCケーブルを使います。100均で売られているもので充分です。逆接する事など無くスマートに配線できます。
ピンヘッダー採用はローコストに上げる為ですが抜け防止は動作確認後グルースティックなどでの固定が必要です。
LCDパネルメーター5V電源としてモバイルバッテリーを使用例。電池は円筒型リチュームイオンバッテリ18650、21700セルを使って自作 ALiXPres、Amazonなどで左記円筒型リチュームイオンバッテリ、電池ホルダー、充放電モジュールを組み合わせモバイルバッテリーを組立自作したものです。
低電流キャンセラー基板の製作
モバイルバッテリは50mA以内の低電流出力オフ機能がある。LCDデジタルパネルメーターの様に消費電流が微少なものはこの機能が働き勝手にオフになる。なので60Ωくらいのブリーダー抵抗を入れるなど対策が必要です。ブリーダー抵抗は無効電流なのでパルス電流を流す「低電流キャンセラー回路」を作りました。

キャンセラー基板領布あります・PWB無償配布有り。
±200mVパネルメーター用の4Pパネルメーター接続基板間に左記専用のキャンセラー基板を挿入します。7秒と25秒パルス選択SW付。モバイルバッテリの低電流オフ機能のキャンセラ回路です。PWが電源側、INが信号側。IN-OUT無極性。逆接保護無し。
ブログ自作記事
 AVパネルメータ裏面
軽い基板、モジュールなので結束バンドでサンバイザー部に固定します。配線はシリコンケ−ブル。基板間配線などは空中配線となる。正常動作確認後、結束、ホットメルトなどで固定する。アセテートテープなどで絶縁処理する。
この基板一式お譲りします。電圧計はLED。1個のみ。メールで問合せ。画像の状態はACC入力で点灯状態。サブは接続していないので0.00V、電流もシャント抵抗接続していないので00.0A。
左右の押釦SWはキーオフ時電流計の強制オンSW
 主要部品表 秋月電子などで揃います。
PM128 2個 又はYB5135D 2個
LED電圧計2個 (内1個は3線式) 又はLCD電圧計
1.5mm収縮チューブ適量
リレーY14H-1C-12DS 2個
小電流ダイオード1N4148(2076A) 3個
モバイルバッテリー、USBA-TypeCケーブル←100均でも
2Pターミナルブロック
ピンヘッダーピンソケット 暗電流測定用ミニSW
RJ45モジュラージャック2個、カテゴリ5LANケーブル5m位まで
シャント抵抗1mΩ 75mV 75A
PWBオーバヘッド用、バッテリー側用
その他配線材料など
電圧計、電流計のリード線をピンヘッダーに半田付けしますが細かい作業です。収縮チューブで絶縁保護します。動作確認後ホットメルトで固定します。
配線はそれぞれごく細い線で大丈夫です。

コネクタ基板PWB、低電流キャンセラー基板 領布します。

AVパネルメーターテストの手順。
  1. 4mケーブル+バッテリ側RJ45ジャック付接続ケーブルを接続し、LCD強制SWオンにした状態です。表示はランダムです。
  2. 小数点が設定どおりか確認しておきます。
  3. ACCに12Vを+、-接続すると左側メインバッテリLED電圧が電圧表示されます。サブバッテリLED電圧計は00.0Vと表示されます。
  4. 3. のまま、8番茶にマイナス12V、5番白青に+を接続すると右側のサブバッテリLED電圧計は電圧表示されます。(チェックは9V乾電池で代用可)
  5. 1番白橙と2番橙をショートすると左側LCD電流計が00.0と表示されます。
  6. 3番白緑と4番青をショートすると右側LCD電流計が0.00と表示されます。
  7. 左右電圧計の校正。同じ電源で同一電圧であるか確認しておく(0.1V単位の誤差は無視)
 以上の状態まで成功すればメイン&サブのシャント抵抗に接続して下さい。放電は-表示。充電は極性表示されません。
サブバッテリー電圧計に接続する5番に接続する前に1A以下のヒューズを必ず入れ、ケーブル以降の配線のショートを保護して下さい。 

 結果の検討
  • ・PM128を当初から使用してきましたが周囲が暗い時は液晶表示が見えない。バックライト付は異常に消費電流が多い(200mA)。文字が小さい。パネルの色が真っ黒しか買えなくなったなどの理由でYB5135Dに2020年頃から変更し、基板も改良してきました。
  •  
  • ・選択したYB5135-12V 200mV文字が大きくバックライト付で視認性が良い。
  •  視認性は良いが、夜間長時間走行ではブルーライトが気になる場合がある。

  •   
  • .キーオフから走行中の電圧電流の変化、充電制御車の電圧電流の変化などが目視できます。
      
  • .電線シャント抵抗でも較正すれば実用上充分な精度でしたが、精度はシャント抵抗に使用したテスターの精度に依存。
  •   1%程度か。総合5%誤差としても実用上問題無い(較正も可能です)
     実際には市販の電力用シャント抵抗へ変更しています。
     
  • .PM128デジタルメーターの消費電流:LCDは1mA以下で、100均単3電池で半年は持ちます。LED電圧計は10mA消費ですが電源はエンジン起動と連動なので問題ない。YD5135-12V 200mVではバックライト常時点灯でも10mAです。
    最終的に採用した、5Vモバイルバッテリーの利便性が良い。
      
  • ・オーバヘッド表示ユニットは中空配線をプリント基板化した結果配線がすっきり見やすく整理が出来た。LANケーブル利用でバッテリー迄延長しても安定動作で問題無かった。LCDメーターは何れも1MΩ以上の入力インピーダンスでありバッテリー側とシャント抵抗へ2個並列接続でも問題ない。
     
  • ・PM128液晶デジタルパネルメーターは自発光せず、気に入らないという向きにはYD5135-200mV(電源8〜12V)の採用をお奨めする。電源もDCDC独立電源など用意しなくとも乾電池やモバイルバッテリをお勧めします。
     
  • 注;電源の9V乾電池が6V以下に消耗すると表示精度に大きな狂いが出てきます。その点USBモバイルバッテリーは大容量。


  •  2013/04/24 新設記事 2013/05/14追加訂正 2013/05/17ダッシュボード設置追加
  •  2013/12/16 取付位置オーバヘッドに変更画像追加 2014/03/11 200A越えのレポート掲載
     2014/05/06 接続ケーブルLANに変更、絶縁電源に変更。→後日廃止、乾電池電源に戻す。
     2014/10/17 表示を全てACC連動自動点灯、消灯に変更、液晶PM128にACC連動白色スポット照明追加
     2015/11/13 基板化完成 2016/01/28 基板化手直し完了完了。
     2016/01/30 LANケーブル配線の詳細な説明、テスト方法を追記しました。
  •  2016/04/07  基板2作目に画像差し替えました。
  •  2016/10/22  PWB3作目に画像差換えました。文章一部訂正
  •  2018/10/15  10mΩ3Wチップ抵抗シャント抵抗基板画像追加
  •  2020/01/01  サブシャント抵抗10mΩから1mΩに変更等、配線図修正
  •  2020/11/16 電流計はLCD YB5135Dに変更しました。 同時に電源は5Vモバイルバッテリ(サブ)、9V充電電池(メイン)に変更。
  •  2022/04/28 PWB4作目。OHとCTLボックス共用基板としました。モバイルバッテリ対応低電流キャンセラ
基板を購入頂きモニター報告を頂きました。
みんカラ 月の花 さんの記事です。

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