現在の位置 : まつらさんトップページ徳島の郷土料理と健康食メニュー >ほたようかん
■ ほたようかん ■ 干しぶどう、黒砂糖を入れます。甘さ控えめシンプルな味
阿波徳島、私の古里、勝浦郡内でどこの家でも、よく作られていました。(今でも?)郷土料理。語源は不明です。レーズン、私が勝手にいれたもの。入れないのが普通のほたようかんです。

亡き母は土間のかまどで歯釜に乗せた角型蒸篭(せいろ)で厚さ7〜8cm、
30センチ角程のほたようかんを作ってくれました。なつかしい母の味です。
  
鹿児島のふくれ菓子(饅頭)、奄美のふくらかんと同じのようですが、微妙に異なります。
徳島の田舎料理など食べ物には沖縄、鹿児島あたりと何か共通したものを感じます。

2010/7/06更新          電子レンジで作るのはこちら
材料
 
水90〜100cc少しづつ加減、黒砂糖40g
 小麦粉140g、タンサン(食用重曹)3g、
 レーズン20g、
調理道具.....蒸し器
 ウラゴシ器16cm
 クッキングペーパー

小型鍋(蒸し用スノコ)付で蒸しました
酒粕を入れたのでちょっと白っぽい
手順 蒸し器 (小型鍋 蒸棚使用)
   又は圧力鍋で10分加圧
  1. 黒糖40gを包丁で削り、細かく砕きます。ボールにぬるま湯90CCを入れ溶かす。(粉黒糖が便利)
  2. ウラゴシ器に小麦粉140、タンサン3gを入れて冷ました1.にふるい入れます。
  3. 手早くざっくりかき混ぜます。少し固めに調整。
  4. 上記のウラゴシ器にクッキングペーパーを敷き
    (布でもよい)、Bを流し込む
  5. レーズンをふりかけて、箸で内部へ押し込む
  6. 蒸し器に水200ccを入れ蒸台の上に5を乗せ、
    強火、沸騰したら中火で15分以上蒸す
もっちりして黒砂糖とレーズンの甘さが素朴でおいしい。
圧力鍋で作りました
圧力鍋で作るとふくれ具合がよくありませんが
 もっちりしていておいしさは一番です。
 圧力を極力落とし(調整可能なら)、極弱火で良いようです。

普通の蒸し器で作る方がよくふくれます。
 小型の鍋は水切れに注意。

レーズンを増やすと甘いので砂糖を控えます。

タンサンは入れすぎると苦味が増します。
 ベーキングパウダーを使えばほたようかん
 ではなくなります!発泡剤は体に害を及ぼします。

出来立てが一番おいしいですが、冷めたらレンジで
 チン!
左は電子レンジでチンしたもの

右が圧力鍋で加圧12分で作ったもの
材料は同じですが味は全く別物です。

 おいしさの順番は
 @ 圧力鍋
 A 蒸し器
 B 電子レンジ の順。
電子レンジの解凍モードで20分位様子を見ながら作った方がよりもっちり感が出ておいしい。
ヤマサキパンの三角レーズン蒸しパンはAとBの間
別物といえば 材料ほぼ同じで。
タンサンは無し、塩少々、水が300gで

こんなモノが出来ます。これは"ういろう"?です。
失敗作?ではないんです。もっちりして結構おいしいですよ。
薄力粉を半分、米粉を半分としたほうがさらに粘りが出てういろうらしさが出る。

有名な名古屋の青柳ういろうは、米粉に黒砂糖で味を付け、蒸して作る。
しろ・黒砂糖・抹茶・小豆・さくらなどの種類がある。

電子レンジでチンもありですが、やはり蒸器の方がもっちりしておいしい。レーズン、あずき、煮豆などを入れても良いし、黒糖を白糖にし、 抹茶ういろうなども。
 
里ではサトウキビを作っていました。最近に作る家は無いようですが昭和20年代の子どもの頃の甘く懐かしい味です。
このサトウキビから作られた黒砂糖を甘未として作られた代表的なお菓子であったと思います。
水あめを絡めた正月餅のあられも春の遠足に親が作ってくれて持たせてくれました。
  
 
徳島の郷土料理を見る←ほたよーかん→徳島の味、滝の焼餅も見てみる

Copyright(c) 2007-2024 matrasan, All rights reserved