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■ ほたようかん ■ 干しぶどう、黒砂糖を入れます。甘さ控えめシンプルな味
ほたようかんは阿波徳島の方言で蒸パンの様な物。私の古里、勝浦郡内でどこの家でも、よく作られていた郷土料理です。"ほた"とは膨れるという意味がある。鹿児島のふくれ菓子(饅頭)、奄美のふくらかんとよく似ている様です。ヤマザキの三角蒸しパンも似ています。タンサンが懐かしい味を醸します。
徳島の田舎料理など食べ物には沖縄、鹿児島あたりと何か共通したものを感じます。上勝町の神田茶も由来は遠く東南アジアからの様です。母はカマドで歯釜に乗せた巨大な角型蒸篭(せいろ)で作っていました。厚さ7〜8cm、一辺15センチ三角に切っていました。なつかしい母の味です。  

2010/7/06up 2024/09/24更新          電子レンジで作るのはこちら
調理道具.....蒸し器
 ウラゴシ器16cm
 クッキングペーパー
材料
 黒糖40g 小麦粉140g、タンサン(食用重曹)2g、卵1個、レーズン20g、牛乳又は水を少しづつ加減、粘りがあるくらいが良く膨れる。
黒糖はミネラルが豊富な健康食品です。純黒糖を使用しましょう。
 旅先で作ったほたようかん。好評でした。2024夏北海道礼文島の秘密基地で
蒸し器がなくても20cm片手鍋でも作れます。

小型鍋(蒸し用スノコ)付で蒸しました
酒粕を入れたのでちょっと白っぽい
手順 蒸し器 (小型鍋 蒸棚使用) 100均で蒸し台、ウラゴシ器売られています。
   又は圧力鍋で10分加圧
  1. 黒糖40gを包丁で削り、包丁の背で細かく潰します。(粉黒糖が便利)
  2. ウラゴシ器に小麦粉140、タンサン2gを入れて冷ました1.にふるい入れます。
  3. プラボウルに上記を入れて粉をかき混ぜます。卵を割り入れかき混ぜる
  4. 水又は牛乳を加えかき混ぜる。少し固めに調整。 (牛乳入れたので白っぽい)
  5. 上記のウラゴシ器にクッキングペーパーを敷き
    (布でもよい)、Cを流し込む
  6. レーズンをふりかけて、箸で内部へ押し込む
  7. 蒸し器に水200ccを入れ蒸台の上に5を乗せ、
    強火、沸騰したら中火で12〜15分蒸す と出来上がり!
もっちりして黒砂糖とレーズンの甘さが素朴でおいしい。
圧力鍋で作りました
圧力鍋で作るとふくれ具合がよくありませんが
 もっちりしていておいしさは一番です。
 圧力を極力落とし(調整可能なら)、極弱火で良いようです。
普通の蒸し器で作る方がよくふくれます。小型の鍋は水切れに注意。
レーズンを増やすと甘いので砂糖を控えます。
タンサンは入れすぎると苦味が増します。
 ベーキングパウダーを使えばほたようかん
 ではなくなります!
発泡剤は体に害を及ぼします。
出来立てが一番おいしいですが、冷めたらレンジで
 チン!

米粉はもっちり感が出ます。
左は電子レンジでチンしたもの

右が圧力鍋で加圧12分で作ったもの
材料は同じですが味は全く別物です。

 おいしさの順番は
 @ 圧力鍋
 A 蒸し器
 B 電子レンジ の順。
電子レンジの解凍モードで20分位様子を見ながら作った方がよりもっちり感が出ておいしい。
ヤマサキパンの三角レーズン蒸しパンはAとBの間
 アレンジとして
 ココア入れると色も濃くなり濃厚。 おろし生姜を入れて大人の味?
 底に丸みあるミニ羽釜で作ると良く膨れる。すのこは100均を小さくカット

 これは北海道のキャンプ地でカセットコンロ、ミニ羽釜で作りました。
別物といえば 材料ほぼ同じで。
タンサンは無し、塩少々、水の量がさらさらの状態とするとこんなモノが出来ます。これは"
ういろう"?です。
失敗作?ではないんです。もっちりして結構おいしいです。
薄力粉を半分、米粉を半分としたほうがさらに粘りが出てういろうらしさが出る。
有名な名古屋の青柳ういろうは、米粉に黒砂糖で味を付け、蒸して作る。
しろ・黒砂糖・抹茶・小豆・さくらなどの種類がある。

電子レンジでチンもありですが、やはり蒸器の方がもっちりしておいしい。レーズン、あずき、煮豆などを入れても良いし、黒糖を白糖にし、 抹茶ういろうなども。
 
里ではサトウキビを作っていました。昭和20年代の子どもの頃の甘く懐かしい味です。
このサトウキビから作られた黒砂糖を甘未として作られた代表的なお菓子であったと思います。
水あめを絡めた正月餅のあられも春の遠足に親が作ってくれて持たせてくれました。
  
 
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