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■ AC100Vバッテリー充電器の自作・数値設定可能なTC20Cで大電流制御 |
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2020/01/23新規 2024/09/18更新 | ||
高性能据置型バッテリー充電器をローコストで自作します。 | ||
★今回のACバッテリーチャージャーの特徴・利点は?★ 市販製品に無い精度の高い充電設定が出来、10Ahから200Ah程度をカバーしLiFePo4バッテリーにも対応出来ます。(使用する電源に依存)
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リン酸鉄リチュームイオンバッテリ、ディープサイクルバッテリなどすべての鉛バッテリーに対応したAC100Vからの据置型バッテリ充電器を自作します。市販品は沢山種類もありますが高機能なものは結構高価です。全自動などを謳っていますが、充電するバッテリーに合わせて、充電電圧、充電電流を設定できるものは意外と見当たりません。また、設定どおりの充電電流が流れ、表示されるものも見あたりません。走行充電器として当サイト開発のTC10C/10B/20Cを活用し高機能な据置型12Vバッテリー充電器を自作しました。 一からの自作は簡単にはいきませんが。電源は安価な12Vハイパワースイッチング電源を使用します。 ★用意するもの 1.12V30Aスイッチング電源を用意します。 (後述のTC/20C/10B/TC10C/TC10Eを使用する場合は半固定VRでの電圧調整のみで改造不要) 2. 電流電圧制御型TC20C |
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★ AC100Vからの据置型バッテリーチャージャーです。1A〜20A充電 | ||
![]() 接続コネクター 大型ワニ口クリップやアンダーソンコネクター?でバッテリに接続します。 30A以内ならもっと簡単なのもあります ![]() 50Aから350Aまで各種ある様です。Amazonあたりでも入手可能2個で一組になります。片側固定ネジ止めも可能。 |
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![]() 組立、配線完成したもの。 30A電源側にVR取付、充電SWも取付しました。 TC10C/20Cは30A電源アルミケースに5oスペーサーで浮かせてファンも設置する。 30A電源出力にLED電圧計も設置する。充電電圧、充電電流はTC10CのLCD表示で確認できる。画像のワニ口クリップよりバッテリーコネクタが良い |
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★TC20C充電器の効率のよい入力電圧はLiFePo4バッテリでは12.8V位です。 レギュレータ制御領域が少ないのが発熱が少なく効率が良い。 ★12Vスイッチング電源は、半固定ボリュームで調整可能と成っており上記範囲で調整しておきます。 注:Ver1.06以降は充電スタート電圧の変更が可能で12.8V程度が最適。 注:Ver1.05以前は起動電圧は13.0V固定なので起動時は13.1V起動すれば12.8V程度に変更も可能。 ★TC20AVを使用する場合は細かな電流制御は出来ません。VR1でバッテリに合わせた電流制限調整をします。無負荷で電圧調整を14.4V又は14.6Vに設定します。(バッテリに合わせる事) ★配線は3.5sq程度で短く配線して下さい。 ★充電するバッテリを変更する場合、充電条件の再設定は簡単。SW3を押しながらリセットし、電流電圧を設定する。充電条件の設定データは電源を切っても消えません。Lifepo4大容量バッテリーで大電流充電が必要な場合はTC10B/10C/20Cを複数並列駆動としてください。(入出力容量配線容量も合わせてパワーアップが必要) TC10C/20Cでは基板内に50℃動作のファンサーモを内蔵しています。 この充電方法はAC100V据置型バッテリチャージャー以外にメインバッテリからインバータ経由した走行充電にも使用可能です。 大型車、キャンピングトレーラーのAC100V送電からの走行充電や、自宅での出発準備充電、キャンプ場AC100V装備サイトでの充電にも適していると思います。 送電効率は送電電圧が高い方がロスは少ない。配線も細くて済む。AC100V送電し上記の12V大容量スイッチング電源を使用する方法も考慮しては如何でしょうか? リン酸鉄リチュームイオンバッテリにも最適です。充電電圧、電流がバッテリー仕様の範囲で設定が出来ます。 |
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使用方法:
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*リン酸鉄リチュームイオンバッテリ(LiFePo4)充電について 車両用として販売されているものは充放電保護回路BMSが内蔵されています。BMSが作動する電圧はメーカーによって若干違いがあります。保護回路をBMSに依存する事も可能ではありますが、BMSが故障すれば事故発生の恐れもあります。BMSが作動すると故障となってしまう(回復できない、リセットが必要)場合があり注意が必要です。 従って、BMS保護電圧の範囲内での充放電電圧の設定(最大充電電圧は指定の電圧で設定します。)。 TC10B/TC10Cは0.1ステップで自由に設定できます。 注:過放電させたり、端子を瞬間でもショートさせるとBMSが作動する。端子を開放し充電開始すれば回復できるが(LFP12-50AHで確認)、TC10/20Cはサブバッテリ端子に電圧が無いと起動しません。9V乾電池などで起動補助が必要です。 注:過放電させBMSが動作したLifepo4バッテリにこのTC20C利用のACチャージャーでは充電出来ません。 私の場合は12Vスイッチング電源に1Ω50Wメタルクラッド抵抗を介し回復予備充電し12.8V程度迄回復させて本機で充電します。 充電電流も超急速充電3Cも可能と記載しているものさえもありますが急速充電はサイクル寿命が短くなります。保護回路BMSで電流制限が動作します。仕様書に充放電量が記載されていますので絶対にこれを超えない様にしてください。1C以下0.5C程度の充電電流の設定であればバッテリーのストレスも少ないと思います。 Amazon等で "lifePO4" で検索すると結構出ています。中国発送の物は初期不良対応に難があります。国内発送を選択すると良いと思います。又国内に倉庫や店舗を持つショップ、メーカーもあります。 価格は鉛に比べて5倍くらい高価ですが近年徐々に低下している様です。50AHで3.5万〜45,000円くらいです。 リン酸鉄リチュームイオンバッテリLifePO4"には TC20Cで推奨充電電圧、充電電流に設定可能なので問題なく充電できます。SLエブリイH。M。Cでのテスト結果はこちらに掲載 * 走行充電器は当サイトオリジナル開発 同期整流ハイパワーTC20C を推奨します。2020/12現在 モニター販売コーナー モニター報告:鳥取県のA・M様から頂いた画像です。 |
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