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 讃岐の国 7〜9日目 

池田方面に走る。峠を越えるとドライブイン水車がある。二十数年前、松山から徳島へ里帰りの際は必ずここでトイレ休憩をしていた。

松山-徳島間で三好郡のお花はん、西条市のリンリンパークに必ず寄っていた。いずれも未だ健在である。ここは積雪があり、チェーン装着し走行したものです。

高速道路が出来て、各地のドライブインは消えつつある。何とかがんばって欲しいものです。無くなると思い出も消えるような気がしてならない。

腹は減っていなかったが祖谷そばを食べた。
追記。「お花はん」 は2010年に廃業したそうである。
六十六番 雲辺寺

国道から登り口を間違え2時間もかかってしまう。GSのお兄さんに道を尋ねたのが間違いだった。上り口を間違え、中腹まで行ったが農家の方が一旦国道まで下りて出直した方が良いといわれてしまった。

GS横に入り口があったはずなのに。

曼陀峠(まんだ峠)越えを登り直し。
地図をよく見たら自分の間違いに気がつくのに人のせいにしたら駄目だよ!
カーナビが欲しい。
六十六番 雲辺寺 本堂
六十六番 雲辺寺

歩きの若者。生気にあふれている。滴る汗を拭おうともせず一心に経を上げている。
六十六番 雲辺寺

麓から歩いて登ってきた若者と話をした。就職の悩みやどこから来た?など話してくれたが、聞いただけで自分が話した事を覚えていない。多分、若いときのこの時間は将来の糧になるよ。な〜んて言ったかも知れない。
六十七番 大興寺

六地蔵越えが台風被害から復旧しておらず、池田町市外に下りて32号線経由の大回りになった為2時間近くもかかる、ぎりぎり納経に間にあった。
六十七番 大興寺 本堂
六十七番 大興寺 大師堂
六十七番 大興寺 天台大師堂
観音寺市、琴弾公園山頂に登る
夕日で陰影がはっきり見えた寛永通宝
 所持金も少なくなり野宿。じゃなく2回目の車中泊。公園駐車場でトイレもあった。季節がよく、毛布一枚でぐっすり眠れました。車中泊は5月〜6月だと過ごしやすい。

一人だとこんな気まま旅も出来る。瀬戸の海。夕陽
 讃岐の国 8日目   6月10日
 車で周っているが、今日で8日目になる。費用も結構かかっている。歩く遍路はもっとお金がかかる。歩くと40日以上かかるらしい。それでも何十回、いや100回以上も周る人がいるという。

私の場合、健康であれば歩きたいとは思うが、通してはとても体力が続かないと思う。今回あとわずかとなる。終われば満足感や達成感はたしかにあった。最初の阿波徳島の時と讃岐を周っているときは何か違う。肩の荷が下りて軽くなったような気分である。讃岐の国はなにか流れで廻っているような気分。
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

4:50 早朝より境内散歩する。一箇所に二つの寺院が同居。案内板がありカメラに収め見ながら散歩する。納経所は共通で同じ方の書、朱印をいただく。違和感はある。高知では近年まで二箇所が同一番号を名乗ったり神仏分離後、また集約、分離、統合、いろいろあって現在に到った。終盤なので得した気分も無きにしも有らず。

六十八番、六十九番 神恵院観音寺

68番 観音寺本堂

モダンスタイルの本堂
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

69番 神恵院 本堂

無機質、墓石に入る様な違和感を感じた。

香園寺と合わせて消し去りたいお堂というのは言いすぎかも?なぜこんなスタイルのお堂が必要なのか理由は有るのでしょうけれど。
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

68番 大師堂

異様な本堂と入母屋住宅に切り妻の向拝を取って付けた感じの弘法大師堂。素朴で良いと言えなくも無い。あまりの対比に僕は唖然としたのです
どちらも荘厳さは感じられない。軽い。いずれも仮本堂に仮太子堂と思われる。
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

桑の実が生っていた。一個黒く熟したのをいただく。甘く美味しかった。子供の頃以来だ。
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

69番 大師堂
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

観音寺 観音堂
六十八番、六十九番 神恵院観音寺

こんなややこしいことになったのも明治の神仏分離令によるものだ。八十八ケ寺のなかでもその傷跡がかしこに見られる。

100年以上も経つのだから元どうりにならないものか?神恵院の仮建造物が観音寺に身を寄せている状態に見える。

いつの日にか独立して欲しいものである。
七十番 本山寺の五重塔

遠くから見えた。今日も少し霞みがかっているがいい天気。
七十番 本山寺

いくら朝早く出発しても7時が納経開始なので、本山寺には7:20到着となる。
七十番 本山寺 本堂
七十番 本山寺 大師堂
七十番 本山寺 五重塔

堂々たる姿。善通寺、志度寺と並ぶ五重塔
七十一番 弥谷寺

ここから讃岐のお寺が近くなにかあわただしく感じる。
七十一番 弥谷寺

確かここから靴を脱いで堂内に入る
七十一番 弥谷寺
七十一番 弥谷寺
七十一番 弥谷寺

堂内で線香、ろうそくあげ、般若心経をあげたように思う。間違いかも知れない。本堂、大師堂の写真が無い。このお堂内で一緒なのかも知れない。間違いかも知れない。
調べればすぐ分かると思うが自分の記憶。
七十一番 弥谷寺 多宝塔

写真が無いが歩き参道で石段のある途中赤い毛氈の長いすのあるいい雰囲気の茶屋があった。昆布飴を買いお茶休憩する。
七十二番 曼荼羅寺
七十二番 曼荼羅寺 本堂

塔婆が曲がっている! んではなく広角レンズのいたずらです。
七十二番 曼荼羅寺 大師堂
七十二番 曼荼羅寺 護摩堂
七十三番 出釈迦寺
七十三番 出釈迦寺 

画像ではよくわからないが山と山の間の小山に寺院の屋根が見える。多分奥の院、捨身ヶ嶽

むせ返るような夏の山が迫ってくる。
七十三番 出釈迦寺 本堂
七十三番 出釈迦寺 大師堂

勝手なイメージだが向拝が本堂と逆の方が私的にはピッタリ来る。
七十三番 出釈迦寺 

あんずの実を見たのは初めて。聞いて初めて知る。収穫中だったが一個頂戴とは言えなかった。
七十四番 甲山寺
七十四番 甲山寺 本堂
七十四番 甲山寺 大師堂
七十五番 善通寺
七十五番 善通寺
七十五番 善通寺 御影堂
七十五番 善通寺 護摩堂
七十五番 善通寺 

生誕の地だけあって平日と言うのに境内は人がたくさんいて、他の寺とは賑わいが違う。
七十五番 善通寺
七十五番 善通寺 薬師堂
七十五番 善通寺 精霊殿
七十五番 善通寺
七十五番 善通寺

車が邪魔。寺の関係者しか止められないはず、わたしの住んでいる近くにも国宝の建造物を持つ寺院があるが住職の高級車?が写真のアングルに入ります。周囲を含めて景観も宝物だと思うのですが。毎日見ていると神経がマヒしてくるのでしょうね。別格本山善通寺派の名前が泣いています。

カメラを向けて見る。手でアングルを作る。お寺の方是非チェックして下さい。

追記 上の文はこの画像のアングル設定に関して、カメラマンの腕の下手さを棚に上げて勝手な言い分であります。
全く説得力はありません。
七十六番 金倉寺
七十六番 金倉寺 本堂
七十六番 金倉寺 大師堂
七十六番 金倉寺
七十六番 金倉寺

 訶利帝堂の表札
訶利帝堂は鬼子母神を祀る?
初めて見るお堂。
金倉寺のHPに詳細
七十七番 道隆寺

正面 本堂
七十七番 道隆寺 大師堂
七十八番 郷照寺
七十八番 郷照寺 法王殿 
七十八番 郷照寺
入り口の神社も昔は一緒だった?
七十九番 天皇寺 本堂
七十九番 天皇寺 大師堂
八十番 国分寺
八十番 国分寺 本堂
八十番 国分寺 大師堂
八十一番 白峯寺
八十一番 白峯寺 護摩堂
八十一番 白峯寺 本堂

香台や燭台の屋根は近年の建造と思われる。昔からあったものではないので大変にバランスが悪いし、一番重要な正面に死角が出来、絵にならない。
ここの場合左右の灯篭の位置の変更が必要だと思う。屋根は不要である。が各地の有名寺院で競って建てられている。

追記 上は後日の文章です。雨の日は助かります。
八十一番 白峯寺 大師堂
八十一番 白峯寺
八十一番 白峯寺 阿弥陀堂
八十一番 白峯寺 金堂
八十二番 根香寺
八十二番 根香寺 明王堂
八十二番 根香寺 大師堂
八十二番 根香寺
八十二番 根香寺  六角堂
八十二番 根香寺

山を降りる途中の瀬戸内の風景
八十三番 一宮寺

駐車場からの門
八十三番 一宮寺

確かこちらが正門。
八十三番 一宮寺 本堂
八十三番 一宮寺 大師堂
八十三番 一宮寺 護摩堂

一宮寺をお参りしたのは納経受付のの5時を過ぎていましたので、翌朝朝一7:00に再びお参り、納経を済ませました。
今日の宿泊は掘削温泉きらら

クレーター温泉だとか。混んでいて芋こぎ状態でしたが広い温泉は気分がよい。食事も済ませ、宿泊は100メートル程離れた別棟でした。素泊まり。

今日は走行距離は少ないものの、疲れました。寺院間の距離が短く、なんと15ケ寺。ちょこまか田園地帯、スカイライン、街中を走り周りました。

明日は五ケ寺を残すだけ。
 讃岐の国 9日目 6月11日 最終日
 いよいよ最後の日を迎えた。名残惜しい気がする。最後なんだから、安全運転で行かねば、昼には終わる。
ゆっくり。今日まで天気は晴れの日が続いていたのに今日は涙雨か。霧雨で煙る屋島寺からスタートする。
八十四番 屋島寺

8:20
気が緩んだのか寝坊してしまった。きらら温泉で宿泊良く眠れました。

昨日5時過ぎて到着しお参りだけ済ませた一宮寺へ再びお参りし納経。

屋島ケーブルが廃止?されていた。屋島ドライブウェーで登る。霧に霞む屋島寺。それとも雲海の中にいるのか。同じでしょうが。
八十四番 屋島寺

もうひとつの山門
屋島を訪れたのは小学6年生の修学旅行が最初。

含めて数十年おきに4回ほどのお参り。来るたびになにか寂れているような気がする。

屋島はお寺だけでなくさまざまな観光施設があったような?
八十四番 屋島寺

奈良時代、鑑真の建立

平安時代、今の場所に弘法大師が移す
八十四番 屋島寺
八十四番 屋島寺
大河ドラマ 義経 の
八十五番 八栗寺 ケーブル

こちらのケーブルカーは健在である。こちらが残っているのは不思議の気がするが、八栗信仰の信者は徳島県などからの参拝も多い。父母もしょっちゅうバスで参拝していた。

こちらにはスカイラインが無かったのが幸いしたのかも知れない。
八十五番 八栗寺
八十五番 八栗寺 本堂
八十五番 八栗寺

狛犬が。山岳信仰。神仏混交である。
江戸時代あたりは八十八ヶ寺すべてこうであったのかも知れない。
八十五番 八栗寺 大師堂
八十五番 八栗寺

頂上駅改札のあじさい。雨に濡れ、いきいきとしていた。運転士兼改札、ワンマンバスならぬ、ワンマンケーブルカー。


春桜の咲く季節も良いがこの季節も私の体調には丁度良かった。
八十六番 志度寺

八十六番 志度寺 本堂

大きくて立派な本堂です。
八十六番 志度寺 大師堂

志度寺は大寺ですが、ままならぬことも多いのか大師堂他傷みが目立つ。
八十六番 志度寺 五重塔
八十六番 志度寺
八十六番 志度寺 閻魔堂
八十七番 長尾寺
八十七番 長尾寺 本堂

この画像は2008年お盆、里帰りの途中立ち寄り撮影したものです。青空がきれいなので差し替えました。
大師堂

この画像も2008年夏です。
八十七番 長尾寺 大楠

このあと回り道してうどんやに立ち寄り讃岐うどんを食す。
八十八番 大窪寺

高野山の西の端の山門に似ている
八十八番 大窪寺 本堂 大師堂

たぶん結願した全ての人はこの景色は忘れないだろう。
八十八番 大窪寺 大師堂
八十八番 大窪寺

ここの大師像を見て次は高野山に行かねばと思いを馳せる。
12:40

帰りに道の駅で遍路博物館に立ち寄り、昔の歩き遍路の歴史などを見学。うどんを食べ、帰途につく。

四国に生まれ居住しながら廻り尽くせなかった88ヶ所。ようやく、胸のつかえが下りた気がする。

 年齢と共に思う事は違うが、今は念願がかなえられたと言う達成感がある。ほっとした気分。たぶんそれはこの旅に巡り、味わった事とこの歳までの迷いの煩悩からの開放された気分のようなものかもしれません。
転勤で四国を離れ、定年退職を先月迎えられた。区切りが着いたように思う。

体調を整えて歩いて巡りたい。COPDは治ることはないが、COPDを友にして巡ることが出来れば。いつかこの世にさよならをするまでに。
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