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 ■ 【何時でもナビ】Ver07 DX & mini  2024年春リリース 
 【何時でもナビ】Ver07DX の理想ダイオード版Ver10 をリリースしました。
 【何時(いつ)でもナビ】ってどんなもの???
動画にしました。
   SLE VERY H・M・C オリジナル開発です。【何時でもナビ】シリーズ一覧表 進化状況はブログで 取付説明書(参考)
 モニター販売コーナー

 リモコン形状、端子配列などはVerにより異なる場合があります。PWとの2chリモコンは追加ペアリングが必要です。
【何時でもナビ】Ver07DX 2024/3〜開発試作中の経過はブログを見てください
  Ver07DX 
特徴、基本仕様
  • FETによるロジック高速切替 ・リレーレス電子基板
  • ナビオフ時のバックアップ大容量確保によるリセットや再起動の防止
  • 【何時でもナビ】基板通過電圧降下は2Aメモリーナビ使用時0.3V SBDに依存します。
  • ハイサイドスイッチPSWFET内蔵により埋込スイッチなど低容量スイッチ使用可能。
  • リモコン4ch受信モジュール 採用。【何時でもパワーウィンドウ】も操作可能。 待機電流5mA以下サブバッテリから。
  • リモコン、有線SW双方からどちらかでオンオフ可能 (双方オンオフは不可)
  • ACC用SBDはヒートシンク付で5A程度の負荷が可能 リアモニター、セキュリティー機器 対応
  • ナビ以外の自動オンオフはACC出力から。さらにJMPピン設定で10A程度の出力が可能。(何時でも冷蔵庫とか)
  • MSWFET、PSWFET、SSWFETの発熱は超低RDSのFET採用し殆どありません。SBDは大容量MBR6045WT採用小型アルミ板取付
  • サブバッテリ動作時青LEDが点灯、ナビ起動時は ACCのLED点灯、,MianLEDはナビ常時電源供給。
  • 基板サイズ87*50 4隅にケースに取付3φネジ穴
  • リモコンペアリング 受信モジュールの設定SWを2度押し(チョンチョン)モジュールのLED点灯状態になるのでリモコン釦を押す。モジュールLEDがピカピカで完了。オールクリアは8回連打。
  • 注:サブバッテリを接続しなくても通常動作します。
  • 注:一つのリモコンで【何時でもパワーウィンドウ】MS-PSWを操作したい場合はチャンネル指定や、スイッチのモード指定が必要です。設定方法はブログ記事で解説
  • 注:性能改良、部品変更などの為予告なく変更があります。区分は基板シルク文字の発注日付をご覧ください。
  • 参考:楽ナビAVIC-RZ03 使用電圧14.4V (10.8V〜15.1V使用可能)
回路図とシュミレーション ・ (下図はRev07DX概要図) 基本回路はMini DXタイプ共通です。
 最終的な回路は下図とは一部異なります。【何時でもナビ】オンオフについてはコストアップになりますがトラブルの少ないハイサイドスイッチとしました。同時にリモコン操作も可能としました。ハイサイドスイッチ無し、リモコン無しのMini版と2種の基板を作りました。
Ver07DX 最新 (細部は随時変更あります)
配線図。最新は5/15版でリモコン4cH選択ジャンパピン設置、ターミナルブロック6連結、基板サイズ86.5*50 穴中心間隔4隅 43.2*80.2 穴3φ
試作完成基板
  1. サブバッテリオンオフはロードスイッチ(PSW)でスイッチ内蔵型としました
  2. リモコン受信モジュールをオンボード、オンオフジャンパピン有
タカチプラケースSW-100S 100*65*35が丁度良さそうです。
殆ど発熱は無いのですが密閉しない様に通風孔を多数開ける事。
フタはせず、開放で使用します。
棒ピン端子はフェルール1.25SQを使用してください
。基板交換などが楽になります。長い配線になる場合は線を2sqなど太くしてください(1.25SQ→2sq変換が必要です。)撚り線を5本程間引くと1.25SQフェルール端子に挿入できます。ターミナルブロックのネジはあらかじめ全開にしておく、差込時他の端子に触れない事、アースは最後に挿入する。1個づつ抜けない様しっかり締める。ヒューズも忘れず設置。
画像はフルセットの構成です。
起動スイッチは従来のサブバッテリ電源スイッチではなく低容量のSWでオンオフ出来る様にしました。オルタネートSWです。(タッチSW) 
サブモードLED外部接続端子、リモコンオフ端子、RCCh切替など有り。画像はリモコン、LED他フルセット 【何時でもパワーウィンドウ】と併用 画像は試作品に付、画像の各パーツは入手性等で変更があります。
 5Pコネクタの配線は1-2がLED 3-4がスイッチ
1:LED+付属のLED内蔵SWには無極性で12V用抵抗内蔵型です。LEDはサブバッテリでナビが起動中に点灯です。ACCオン時はメインバッテリ供給なので消灯します。
2:LED-
3:NOノーマルオープン
4:Cコモン
5:NCノーマルクローズ(未接続です)
参考XHコネクタ付きコード2.54ピッチ
参考4芯ケーブル(平又は丸ケーブル)
注:自分で用意する場合は動作可否は自己責任
 LED内蔵スイッチは上記埋込型以外にも車種専用が多種あります。【何時でもナビ】起動スイッチとして使用可能ですがLEDと連動出来ない場合もあります。アマゾン、楽天、AliXpresなどで探してみて下さい。  結線図
Ver07DXのACC連動機器接続について
 要注意回路上サブ電源がオンの時、連動機器は無条件にオンになります。同時にACCオン(エンジン起動)では電源が並列接続になります。逆流はしませんが。 ACC連動機器については逆流防止ダイオード経由となり、従来Verと同様電力ロスになり発熱を伴います。
連動機器は最大2A程度以下厳守。発熱注意 
  【何時でもナビ】取付
  1. 作業前にやる事は? 常時電源をカット接続しますのでバッテリを接続したままで作業するとショートさせヒューズを飛ばしたりする事もあります。基本はバッテリマイナス端子を外して作業します。
  2. 基板はどこに配置するか?助手席側グローブボックス付近がベスト。
  3. 配線カット位置は?下図の様にナビ後部でナビを取付取り外しについて 下図の様にナビ後部の配線を途中カットし基板迄の30〜60cm位の配線長として取付後に基板の点検が可能な場所に取付配線します。
  4. 配線先端基板近くにラベルを付ける事
  5. 基板のターミナルブロックはネジ留式です。ワンタッチ接続では有りません。単線が良いのですが縒り線配線は1.25sq。先端を捩って7mm半田上げ加工をする。半田無し接続の場合、隣とひげ線でショートしない様注意。しっかりネジを締めて引っ張っても抜けないように確認下さい。後日増し締めすると安心です。ドライバーはマイナスでもプラスでも構いませんが、ぴったり合ったドライバーを使用すること。
    フェルール圧着端子のご使用をお勧めします。
  6. サブバッテリーは必ずしっかりボデーアースを取る事。(基板アースはナビの金属筐体へ)
自信がなければカーナビなど扱う電装業者さんに相談されるのも良いとは思いますがネット検索してみると工賃相場は2万円から3万円技術力もピンキリ。今の時代は大量なネット情報を活用し、自分で取付するのはそう難しい作業ではありません。
 
作業に必要な工具
 パネル外し工具、ニッパー、ラジオペンチ、ギボシ圧着工具フェルール端子工具検電器、デジタルテスター、養生タオル ウェス

 Ver07 mini接続図はこちら 
配線サイズは2Sqがターミナルブロックにさせますがフェルール端子には1.25Sqになります。サブバッテリ配線は太く短くが」基本です。
端子配列は基板Revにより違いがあります。Rev2024/0511基板上のシルク文字を確認してください。
上記は外部ヒューズを表示していませんがメイン、サブ両方に10A程度のヒューズを配線されることを強くお奨めします。
ナビACCにスイッチ挿入すると他機器ドラレコでセキュリティー機器を運用する等で利便性が良くなります。
使用するサブバッテリは12Vリン酸鉄リチュームイオンで10Ah以上を推奨します
ポータブル電源使用上の注意事項大容量ポタ電でもトラブル多発!  
誤配線にご注意
車両配線の標準は常時電源は黄色、ACCは赤色です。ラベルを貼り付けておく事で 間違い防止!


【何時でもナビ】取付作業風景  DA64Wのパネルは下側の勘合を外し上方向に左右外していくと外れます。取り付けネジを外すと前方に引き出せます。
タオルなどで養生しないとパネル部分が傷だらけになります。DA64Wはオートマハンドルを1速にすれば丁度ナビを仮置きが出来ます。

ナビ後部の配線、常時(黄)、ACC(赤)を途中カットしこの基板を挿入する。。アースはナビの左側面のビスにクワ型端子を挟み込みます。

サブバッテリーSWは運転席側SWパネルに取付。
基板の配置場所は
エブリイDA17V/Wの助手席グローブボックスを開け左右ストッパ部を外し、下部へ回転させ左右ヒンジが外せます。

エブリイワゴンDA64W/17Wも同じ位置。今回はケースに入れましたが蓋は開放。センターカバー?の中に押し込みました。
線長は30〜40センチ位
この状態で基板の点検交換も可能です。
私のエブリイ(左画像)は起動SW、リモコンは以前から装備済みの為この基板では2個のジャンパピンで直結しています。
画像のバージョンは試作品
 取付後のチェック ポタ電容量不足によるトラブルが大半です。トラブル回避策解説のブログ記事
 【何時でもナビ】SWオンでキーオン、クランキング、走行中、キーオフに至るまでナビは起動を継続するのが正常動作です。YouTube動画参照
  1. 【何時でもナビ】SWオフの状態で、取付前の動作と同じ様に動作するか確認 (エンジン起動キーオフに至る動作)
  2. 次回エンジン起動時にナビは初期化されていないか?(リセットされていないか) ←初期化される場合、常時電源がナビに供給されていない要調査
  3. エンジンオフキーオフ時→【何時でもナビ】SWオン→ナビが起動するか?
  4. 【何時でもナビ】ナビSWオフ→ナビ終了するか?
  5. 【何時でもナビ】SWオン→エンジン起動 この時クランキング前後で再起動しないか?←?で基板異常の判定は出来ませんが。
  6. 【何時でもナビ】SWオン時エンジンキーオフで正常にナビ起動継続するか? ←車中泊時などで使用するモード
動作電圧のチェック 端子頭で測定
  1. 通常動作時のナビ側常時電源電圧 キーオフ→キーオン→クランキング→起動後
  2. 通常動作時のナビ側ACC電圧 キーオフ→キーオン→クランキング→起動後
  3. サブバッテリ動作時の常時電源電圧 キーオフ→キーオン→クランキング→起動後
  4. サブバッテリ動作時のナビ側ACC電圧 キーオフ→キーオン→クランキング→起動後
チェック用LED
  • ナビ常時電源LED緑 常時点灯 明るさも動作モードで変化しない事
    翌日起動時リセット再起動する場合はロジック異常動作の可能性大→ナビのバックアップ電池からの逆流点灯がある。 ←誤配線
  • ナビACC電源LED赤 ナビ起動中点灯
  • サブ電源で動作中LED青 サブ電源で動作中のみ点灯する
動作温度
よくある不具合事例
  • 誤配線。基板端子で電圧チェック、
  • サブ電源のアース→ナビ筐体へ
  • サブバッテリ(ポタ電)などで能力低下もある。極力13.8Vの電源としてください。
  • 接続不良→ギボシ圧着不良など
  • ターミナルブロックでの取付時短絡誤接続→基板故障に至る。車両のヒューズ断
  • ミニ版での起動スイッチ容量不足→10A必要
  • 配線が長くて細いので電圧降下による再起動→太く、短く
注:オフ電圧が0.0Vにならないのは大容量ショットキーバリアダイオード漏れ電流がある為です。1V以内に抑えています。

   あると便利な測定器、工具の紹介
 ・デジタルテスターは必須ですが車両には検電テスターがあれば便利。市販品もありますが簡単に作れます。←ブログ記事
 ・電流計は車両に設置しておくとメインサブの常設モニターやトラブル時の対策にお勧めです。
  ・DC電流が測定可能なクランプメーターは非常に高価なものでしたが数年前から中華製で安価に購入可能になりました。←アマゾン
 ・基板端子接続にフェルールピンを推奨します。安全性にも優れ,、お勧めです。
  1.25SQフェルールピンに2sqを挿入不可ですが5本程撚線を間引くとピンに挿入できます。
Ver07 mini版     サブBT入力にスイッチを外付けとしたローコスト版




Mini版 試作基板
穴間隔42.9mm
Ver07 mini版 50*50 PWB 最新
【何時でもナビ】mini版はPSWFETが無い基板です。その他の回路動作はDX版と同じです。オンオフは基板サブバッテリ端子に10A程度のロッカースイッチが必要です。端子配列はDX版と相違します。
 LEDの点灯説明 色不定
 MLED 常時点灯し、ナビに常時電源として供給している状態。
 ACCLED ナビが起動状態で点灯
 SubLED  サブバッテリーからナビに給電中のみ点灯します。外付LED端子あり。(キーオン中は消灯します。)
 LEDの消費電流は1mA以下です。回路の消費電流はほぼLEDの消費電流のみになります。
【何時でもナビ】Ver07Mini  Ver07 mini版 完成基板
【何時でもナビ】起動スイッチ10A程度のロッカースイッチはサブバッテリ-サブバッテリ端子間に設置します。(従来バージョンと同じ起動方法です)
ACC供給の逆流防止ダイオードのヒートシンク無い(取付は可能)なので大電流供給はヒートシンクが必要です。
 Ver07 mini接続図はこちら 
 Ver07 mini接続図はこちら 
【何時でもナビ】Ver07DX 動作説明特徴
  1. ナビの常時電源端子は文字通り規定内電圧が常時接続されている必要があります。一時記憶メモリのバックアップだけでなく、DVDメカは電源投入時にリセット動作があり1A前後の電流を消費します。オフ時も同様で十分な電源容量が必要で容量不足では再起動原因になります。
    また通常カーナビはキーオフでも最低数mAのメモリーバックアップ電流として消費されています。
    何時でもナビでこの難題を解決するのに改良を重ねてきました。Ver01ではリレー切替で旧Ver07では FET逆接動作で対応しました。(Ver06と同じ) Ver07では正接に戻しロジック回路での高速切替方式としました。
  2. サブバッテリ切替に於いても同様、誤動作等防止、サブバッテリ消費時のみLEDによる点灯表示します。
    ダイオードによる逆流防止(SBD)は継続しています。
  3. 大容量逆流防止ダイオードに変更しました。
    Ver6ではシリコンダイオードとしていたのを大容量SBDに戻しました。シリコンダイオードは0.7Vもの電圧降下がありました(ナビ性能悪化要因)大容量SBDは漏洩電流問題の対策済み。
  4. サブ電源、お勧めはLiFePo4 12Vバッテリです。ポータブル電源も可能ですが注意事項があります。(下記に説明)
  5. ディーゼル車、アイスト車などの電圧降下再起動対策はVer07DXでも完璧とは言えません。様々な条件があり特に電圧降下でナビが再起動する場合があります。基板の良否はリセット再起動しなければ良とします。
  6. 従来から【何時でもナビ】はサブバッテリパワースイッチでオンオフとしていましたがロードスイッチは信号レベルの起動スイッチです。
  7. サブ電源を取り外した場合でも車両電源でナビはいつも通り動作します。
 上記Ver07の改良開発状況はブログに記載しています。

カーナビの動作電圧クランキング再起動の関係
 動作電圧はカーナビ製品により異なり、常時電源下限9.5〜10.5Vでばらつきがあります。下回るとシャットダウンや再起動します。
これが原因の現象はディーゼル車、アイドリングストップ車でよく見られる現象です。カーナビでは最近は見られなくなったHDDナビは特性上電源に厳しいようです。上記車種ではクランキング時の電圧回復が遅れナビが再起動する原因となります。通常でもバッテリーが寿命に近づいた車では再起動が発生します。
クランキングの無いHV車などでは再起動問題の報告はありません。
注:ACC電源が判定要素か常時電源かはメーカー設計に依存します。【何時でもナビ】としては両方監視する必要があります。
ナビが必要とする電源の条件 電圧が一定値以下に成ると再起動や電源が落ちる
  • 常時電源は文字通りナビがオフの時(画面表示していない時など)最低でもメモリーナビの1mA〜DVDメカ動作に必要な1A程度必要とします。画面表示していない時にも供給が必要です。供給できなければナビがシャットダウンし、電圧回復すると再起動します。【何時でもナビ】設計上その対策が必要となります。 ディーゼル車、アイドリングストップ車などでは特に散見される現象です。常時電源下限9.5〜10.5Vでばらつきがあり
  • ACC ナビをオンオフする信号源として必要なものです。ナビは信号レベルで良いのですが、ナビと連動したい機器、リアモニターなどをACC接続したい場合は【何時でもナビ】ACC出力でも数アンペア必要になります。近年キャンカーなどでは大画面テレビを設置される方も見られます。なので大容量ACC出力が必要になります。Ver07DXでは10A程度は可能です(ヒートシンク要)。【何時でもナビ】ACC出力端子を経由した配線も可能です。
    【何時でもナビ】回路側に於いての問題は切替時の遅延や瞬断があればACCが途切れ再起動が発生します。
    ACCオフ時には0.00Vが理想です。これが1V以上になる場合があります。【何時でもナビ】誤動作の原因になります。(SBD漏洩電流など)
  • ACCがオフ時に0Vに成らず数ボルトの電圧が発生している場合があります。終了時再起動するなど。
    他の車載機器の内蔵大容量コンデンサなどが原因する場合は該当機器を対策しなければ誤動作防止できません。
  • 【何時でもナビ】のサブ電源はポタ電でなく、12Vサブバッテリを推奨します。

サブ電源をポータブル電源とする場合のトラブル
ポータブル電源の12Vシガソケット出力容量に問題がある報告が増加しています(容量不足による電圧降下でナビが再起動)。
この場合、AC100Vコンセントを使用し、スイッチングDC12V電源を使用する事によりポタ電シガソケット容量不足に関するトラブルは殆ど回避可能です。(トラブル発生時の対策です)
ポタ電のWh表示で12V出力は含まれないポタ電が殆ど。
こちらのブログ記事でも解説しています。
ポタ電使用時の異常報告はまず車両用12Vバッテリ又はリン酸鉄リチュームイオンバッテリなどでテストして切り分け判断をお願いします。

Ver07で使用する回路部品
 リレーを使わないチップ部品を主に使用する電子基板としています。
パワーFETは入手可能な中で一番、超低損失のPchパワーFETを採用します。ACC供給も負荷機器の大容量化に対応する為大容量SBD MBR6045WTを採用します。本来パワーFETはNchFETがPch比一桁低損失ですが専用ゲート駆動回路など回路が複雑になり使用部品も倍増します。コストアップ、部品増による故障率も考慮すれば【何時でもナビ】程度の電力であれば選択したPchFETで充分です。発熱も殆どありません。使用するPchパワーFETはソースドレイン間オン抵抗は4.8オームとNchFETに迫る小型高性能です。駆動回路部品はチップ部品を採用します。
基本回路には従来通り逆流防止にVF(順方向電圧)の低いショットキーバリアダイオード(SBD)を採用しています。
 大電力SBDはシリコンダイオードに比較し桁違いの漏洩電流が発生するデメリットがあります。その対策が必須です。また発熱対策も必要です。通過電流により発熱は比例して大きくなますがナビ3A以内であれば熱損失2W以内で放熱不要としました。順方向電圧降下は0.3V程度で問題ではないと判断しました。、漏れ電流については抵抗による1mA程度の無効電流でバイパスする事により無害化する事が可能です。更に精度を上げるには分圧入力とします。部品点数は大幅に増加しますが無対策だと切替回路は成立しません。
CR、信号用FETなどはチップ部品を使用し基板はmini版50*50。フルバージョンでも50*85以内に小型化出来そうです。

車種、ナビ適合について
 不適合車種、不適合ナビというのはありません。
 再起動しやすい車種はディーゼルエンジン車、アイドリングストップ車などですが、Ver07DXについては回路設計の工夫で対策しています。それでも再起動する場合は配線電圧降下や、ポ−タブル電源使用時のACアダプター追加対策などで解決します。メールでのサポートもいたします。
 【何時でもパワーウィンドウ】のリモコンABのB釦を使用する事も出来ます。設定方法
 【何時でもナビ】側の受信モジュールの設定SWを2回連打→モジュール内LED点灯→送信Bボタンを押すとモジュール内LEDが点滅→設定完了。オールクリアは8回連打。AB逆も同じ操作で可能。
リモコン付き【何時でもパワーウィンドウ】AB釦付きをご使用の場合1個で済ませます。超便利に!
上図の様に車両配線は常時電源は黄色、ACCは赤色が多いです。テスター、検電器で確認してください。従来の外付けサブバッテリスイッチは不要です。リモコンで、押しボタンスイッチでどちらからでもオンオフ出来ます。
注:SWは片切スイッチです。オルタネートスイッチ、プッシュロックスイッチとか言います。
注:
接続端子は大き目のターミナルブロックです。2sq半田上げしたものがが差し込めます。フェルールピンでは1.25sqが最大サイズです。間引くと入る

注:端子配列は基板シルクを確認下さい。基板Revで異なる場合があります。
ポータブル電源を使用する場合の注意事項をブログに掲載しました。(Ver07DXは許容範囲が広くなりました)

モニタ販売について 2024/04/10〜
Ver07DX版リモコン、オルタネートSWのフルセットとMini版の基板単体の2種とします。
使用するLEDのカラーは不定です。オルタネートSW内LEDはRedです。
★応用提案 【何時でナビ】で【何時でも冷蔵庫】
 ・常時電源出力に12V冷蔵庫が接続出来そうです。20リットル程度であれば3A位であり、電力的には問題ないと思います。サブオン状態でもオフ状態でも常時電源出力され冷蔵庫は動きます。サブオフ時にも起動は継続しますがメインバッテリを消費しますので常時サブオンとして運用します。この注意は必要です。
その時ナビも並列接続になり起動しますがナビACCをオフにすれば良い。【何時でも冷蔵庫】が実現出来ます。
 後書き
2013年頃からの開発初期から現在まで改良を重ねています。技術的興味本位で試作しています。今回のVer07DXは前作の冗長的な動作を廃止し高速切替動作のみで常時電源、ACCを高速切替としました。リモコン採用は車中泊時など後席からのナビ起動ができる様になりました。
切替動作による大電流常時電源化はナビの種類を問わず対応可能になったと思われます。
これでもまだ未解決問題はあります。SBD(ショットキーバリアダイオード)使用による0.3V程度の電圧降下でも配線ロスと相乗で再起動原因になる場合もあります。この対策はDCDCコンバータ内蔵による定電圧電源とする事や、FET相補接続逆流防止機能回路採用などで対策可能ですが更に高コストとなります。
次回開発はいずれか又は双方の回路を搭載したものになるかも。しかしVer07DXにより十分満足のいく動作が得られていると思います。(20240601現在)
 この記事を見て製作された方、モニタ販売で導入された方、是非ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
自作応援プリント基板PWB、完成品領布あります。モニター試作品余剰品販売コーナー新設
SLエブリイホームメイドキャンパーブログカテゴリー【何時でもナビ】 【何時でもナビ】シリーズ一覧表  

車中泊時イチ押し! 同時に装備しておきたいキーオフ時でも【何時でもパワーウィンドウ】

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