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 ■ 【何時でもナビ】リレー版 Ver01-Rev02  2025/01/10改定 初版2011/05
    カーナビメイン/サブバッテリー自動切替 ・ 再起動防止ユニット
 
 
36*44超小型基板。シンプルなリレー方式です。汎用リレー版をプリント基板化したものです。 
切替使用重視なら十分。  何時でもナビシリーズ一覧表
 取付解説書
ハイブリッド車への装着のモニター報告頂きました。ハイブリッド車ではクランキングなどの大きな電圧変動が無い為リレー版Ver01で充分な様です。
2025/01/14〜左記の様に大容量SBDに変更発熱抑制しました。
モニター販売コーナー
前置き:
2011年にリレー式を開発してもう14年にもなりますが、近年YouTube等でリレーを使用した事例をアップされている方がたくさんおられます。残念ながら単純なリレー切り替え式であってもちょっとどうかな?と思う記事が大半です。Ver01-Rev02では回路図も公開しています。特に安全面に考慮したり、リレーを使う場合に必ず必要な逆起電力クリップ回路も備えています。自働切換え機能も備えており是非参考にしていただければ幸いです。


シンプルなリレー方式ですが単純なリレー切替では無くACC連動自動切換えです。より確実な最新FET電子切替【何時でもナビ】Ver10もあります。
より機能アップできるMS-PSWも開発  何時でもナビシリーズ一覧表
ハイブリッド車への装着のモニター報告頂きました。ハイブリッド車ではクランキングなどの大きな電圧変動が無い為リレー版Ver01で充分な様です。
冷蔵庫など、車載無停電装置としても使用可能なマイコン制御バッテリ自動切替器も開発しました。
リレー切り替え式Ver01 の機能、特徴
  • キーオフ時、カーナビをサブバッテリーに切替使用が主なら問題は少ない。
  • キーオフでナビが起動後走行に至る迄シームレスにナビの起動が継続します。(ナビ動作保障電圧範囲内であれば)
    常時電源側もセル回転時にはACCに連動しサブバッテリーへリレーで切替。カーナビの起動に必要なACC信号をダイオードSWにより瞬断を無くしました。(リレーチャタリングや応答速度に依存)
欠点:開発当初はこのリレー切り替え式Ver01でスタートしました。切替使用が主なら最適。
  • リレー切り替え時の瞬断によるナビ再起動する場合が稀にある。実測約20mSec
  • クランキング後バッテリ電圧降下には不利。(再起動しやすい)
  • メカニカルリレー使用の欠点、動作音、経年変化など、リレーの消費電流がある。30mA程度。
  • サブバッテリ動作時は逆流防止ダイオードによる常時電源、ACC共に電圧降下を生じる。
    一般的なメモリーナビで実測0.165V(SBD MBR6045WT 13.0V 1.7A時)→V10,V11で理想ダイオード回路採用
    ジーゼル車とHDDナビの組み合わせの場合殆どクランキング後再起動してしまう。原因はナビ動作可能電圧を下回る為。
    メインバッテリ劣化した場合クランキング後再起動する状態がガソリン車でもある。

難易度3:★★★ 

2013/10/30全面改訂記事
2015/04/30 D1,D2を SB340LS に変更、SBM1045VSS追加。 リヤモニタ、カメラ連動可能としました。
2016/03/04 クランキング後再起動改善。D3挿入箇所変更しました。1C-A'間からリレーbサブ側に変更。

2018/10/15〜リレー変更新基板Rev02に変更2019/03/01記事一部追加修正

2022/08/01 リレー変更、基板Rev03
2025/01/14  大容量SBDに変更
 [リレー基板ユニットの配線図]  静止時(キーもオフ)
主要部品 参考秋月電子他
基板(無償配布有)
リレー@TB1-160 80円
リレーAはY14H-1C-12DS 80円
SBM1045VSS 40円
1N4007 1000V1A 10個入100円
D1、D2 SB340LS 1個30円
又はC10T06QH
黄1.25sq50cm2本、赤1.25sq50cm2本、白1.25sq50cm1本、1.25sq50cm1本合計300円(各5mものが300円程度)
ギボシ端子セット520円、クワ型端子セット170円
圧着工具ペンチ2000円
ロッカスイッチ10A以上、他にサブバッテリーを用意ください
Ver01のACC連動機器
 要注意回路上サブ電源がオンの時、連動機器は無条件にオンになります。同時にACCオン(エンジン起動)では電源が並列接続になります。逆流はしませんが。 連動機器は最大2A程度以下厳守。発熱注意 
ナビACC側の波形観測

メイン→サブ切替時の波形です。
解りやすくする為電圧差を設けて有ります。
20ms後の波形は逆起電力のクリップ波形でしょうか?

ダイオードでの対策により瞬断は全く見られません。 
瞬断を無くしてもセルモータ回転直後の電圧低下の補償は無いのでナビの動作範囲以下の電圧になれば再起動が発生する。
常時電源ナビ側の波形

表画像
サブバッテリオンで常時電源側1秒余りのセルモータークランキング切替波形
メイン9.5V サブバッテリ12.4V

サブバッテリでナビ起動からサブバッテリオフ時の波形
メイン14.5V  サブバッテリ12.5V

注:いずれも机上テストです。
ナビカーオーディオ0.3A
メイン20A可変定電圧電源
サブバッテリ 38B19L

 2022年4月〜
メインリレーの変更に伴いPCBも変更です。
超小型でも25A流せます。TB1-160→これも廃版になった。
車常時電源とナビ常時電源が端子入替になります。
  Ver01 2022/04/24〜

2024/12 リレー変更、SBD大型化。

端子配列はシルク文字を確認する事

基板サイズ 42*46*25
 New Ver01 2024/12/19〜

2024/12/19 リレー変更、SBD大容量化。

端子配列シルク文字を確認する事

基板サイズ 42*46*25
ナビACC入力にオンオフSW設置を強くお勧めします。その理由は
  • ナビが不要な時、煩わしく感じ運転に専念したい時。
  • ナビを強制再起動したいとき← これ重要です。
    私の場合スマホテザリング接続しますが、スマホが車から離れて再接続が自動的には行われません。ナビ再起動が必要となりますがエンジン再起動しなくてもこのSWがあればスマホテザリングオンとして簡単接続できます。
 取付方法、注意点: 

ナビ取付ネジを外し本体を引出し、電源コネクタ部配線が触れる位置で仮に養生しながら仮置きします。
  ナビ取付説明書を参照し
入力コネクタ部の常時電源とナビACC電源を見つける。黄-常時 赤ACCが多い。

取付手順:  予めハーネスを作成準備すると取付作業が楽。ブログ記事をご覧ください
@先にナビ後部の配線、常時電源、ACC電源を途中カットし、下図の様に点検可能な長さまで配線を出しておく。
 アース(GND)はナビのボデーから他の線と同様取り出す。ギボシ接続とし元通りに戻せるようにしておく
A
要注意点:ターミナルブロックはネジ留式です。ワンタッチ接続では有りません。単線が良いのですが縒り線配線は最大2sq。先端を捩って7mm半田上げ加工をする。半田無し接続の場合、隣とひげ線でショートしない様注意。しっかりネジを締めて引っ張っても抜けないように確認下さい。後日増し締めすると安心です。ドライバーはマイナスでもプラスでも構いませんが、ぴったり合ったドライバーを使用すること。配線ラベルを貼り付けておく事。
Bサブバッテリープラスから【何時でもナビ】SWとしてダッシュボードSWパネルに配線し、この位置まで配線すること。
 【何時でもナビ】SWは10Aくらいの容量は必要です。
エーモン貼付SWは容量不足で動作しません
C
サブバッテリーは必ずしっかりボデーアースを取る事。(基板アースはナビの金属筐体へ

D 以下は動作テストです。キーを抜いた状態で追加取付した何時でもナビSWをオンします。AVナビが起動するはずです。
E キーを挿入し、ACC→セルモータを回しエンジンを起動します。このときナビの電源は途切れずに動作を継続しているはずです。
F 何時でもナビSWをオフしてもナビは起動を継続しているはずです。
G 何時でもナビSWをオンにして、エンジンを停止します。キーを抜きます。ナビは動作継続しているはずです。
H 何時でもナビSWをオフにします。ナビの電源は切れ、動作は終了するはずです。
I 繰り返しテストします。データ保護されているか確認。 
   モード別電流の流れ方の解説を作成しました。
最終的に使用するナビの動作電圧表示機能を使って電圧チェックしてください。
 キーオンの通常時とキーオフ【何時でもナビ】スイッチオン時の動作電圧をチェックしておきます。
 この際12Vを下まわる場合はその原因を調査する必要があります。

その他ご注意Q&A: 取付説明書、動作説明書
  • 許容電流 ナビ5A以下 ACC 5A以下
  • ★基板密閉不可、ダイオードの発熱注意
  • ★近年サブバッテリ代替でポータブル電源を使用し、容量不足で再起動、シャットダウンなどのトラブルが激増しています。対策はここ
  • ★サブバッテリからの配線には10A程度のスイッチとヒューズを入れて下さい。
    ★サブバッテリからの配線。常時電源の配線は1.25SQ以上を使用して下さい。
    細いと再起動する
  • ★サブバッテリのマイナスはナビ筐体に接続して下さい。
  • ★旨く動作しないときはナビの電圧測定で表示、テスターで基板の常時、ACCの電圧を測って見る。
  • ★動作不安定な時はアースの確認、ギボシ接続の圧着加工不良、接触不良も確認して下さい。
  • ★不具合時の点検は異常時の電圧も変動値も含め確認してみて下さい。
  • ★常時電源がクランキング後ナビの使用可能最低電圧まで低下する場合には再起動する場合が有ります。 (使用ナビにより異なる)
  • (アイドリングストップ車、ディーゼル車の場合、バッテリ寿命の場合など) オフ時に再起動する場合もあります。
  • ★初期化再起動は常時電源が途切れナビ内蔵メモリ用電池が放電空いた場合に発生します。
  • ★リレーの動きはa接点はアクション時、bが静止時で確認してみて下さい。

  • 誤配線にご注意
    常時電源は黄色、ACCは赤色で標準的ですがラベルを貼り付けておく事で 間違い防止
    異常事例: キーACC再起動、キーON再起動など異常動作は誤配線です。
    基板を接続する際は間違いが無いか慎重に接続して下さい。GNDは最後に接続。誤配線は車両ヒューズを飛ばしたり、配線焼損など大きなトラブルにいたる場合も有ります。
この記事を見て製作された方是非ご意見、ご感想をお寄せ下さい。
東京都下M・N様から 2013/11/11
PDFファイルでモニターレポートいただきました
新、旧、両方テストいただきました。詳細なレポートです。
セレナハイブリッド+HDDナビ
 何時でもナビの取り付けレポート.PDF
ナビ:パイオニア サイバーナビ AVIC-ZH0009CS
リアモニタ:アルパイン 10インチと7インチ 2台他カメラなど
2013/11/11
東京都内K・K様から 2013/11/11
K・K様自作のAMON 1246旧版から Ver01への変更です。HDDナビでは切替時再起動が発生していました。 
 動画レポート是非ご覧下さい。
200系ハイエース ナビ パイオニア AVIC-ZH99CS
『リレーユニットの製作ありがとうございました。
実際に取り付けて検証した結果動作は完璧です。
エンジンの始動の際には再起動は掛からず停止状態でナビの使用とその他接続してあるリアモニターなどが使用できます。』 
大阪府北河内のmorisanから 2013/11/18
新、旧、両方テストいただきました。
ブログにも紹介いただきました。ありがとうございます。
ステップワゴン + サンヨーNVA-GS1609FT (SSDナビ)
 レポート記事頂きました。(html)
兵庫のT・I 様から 2014/06/01動作不良→対策実施
  
  SBM1045VSS追加対策未実施
  2015/04/30 対策実施
   (リレーA復帰対策)
ハイエースD車CBF-TRH211K + SDナビNSZD-W60
クランキング時再起動防止が効きません。
原因は常時電源のクランキング前後の電圧降下でSDナビがリセットしたことです。
【何時でもナビ】Ver06で解決いたしましたが、Ver01での対策として
SBM1045VSSを追加しました。
大分県のT・T様から 2015/05/20  
不良との事で交換しましたが交換品でも駄目でした。
原因は貼付けスイッチの容量不足でした。
NV200バネット  SDナビMM114D-A
取付誤り2点有りました。
サブバッテリーのアースが繋がれていなかった。サブバッテリスイッチをエーモン1623貼付SW(0.5A)を使っていた為SWの容量不足。再起動を繰り返す。
大分県のK・N様から 2018/10/09
エンジン起動時再起動する。エンジン停止時にも再起動する場合もある。切換使用が主なので問題ない。
スズキソリオバンディッド(マイルドハイブリッド 全方位モニター付き MA-36S)
原因はメイン側の電圧降下及び回復性能にあると思われます。配線の電圧降下も多過ぎないか確認ください
 愛知県のM・N様から 2021/04/02
ノアハイブリッドでの貴重な装着例です。
 詳細は

p51d1のブログを見て下さい。


同一色の配線は誤配線の元です。常時電源は黄色ACCは赤色を使用してください。ラベルを貼っておくと後日点検も楽にできます。
【何時でもナビ】Ver01リレー版 不具合事例集
取付上の問題も含め、トラブル事例をまとめてみました。
★サブバッテリからの起動で問題がある場合。
  1. 起動しない    誤配線入出力逆などが多い。
  2. キーオフ時サブバッテリースイッチオンにしてもナビが起動しない  ナビの電圧測定機能で確認可能
    サブバッテリーのマイナスアースが車体ボデーアース(ナビのアース)に接続されていない。
    ボデーアースが取りにくい場合はナビまでマイナス線も持ってくる
    スイッチの容量不足10A以上必要です。
  3. キーオフ時サブバッテリースイッチオンするとナビが起動するがしばらくすると再起動する。
    再起動を繰り返す。
    →ボデーアースの接触不良、配線が長すぎたり、線が細くて電圧降下している為。
    →ナビの常時電源部で電圧測定して12.5V以上ある事。
    →サブバッテリスイッチの容量不足10A容量が必要。
  4. 通常時でもナビが勝手に再起動を繰り返すと気がある。→車両側に問題あり
    →基板コネクターで常時電源、ACC電源の電圧を測定下さい。バッテリ端子電圧より電圧が低い場合は
    配線接触不良や線が細い,ナビのアースがボデーに接触不良がないか点検下さい
★切替時、再起動する。 車種、使用ナビによっては再起動が発生します。Ver10をお勧めします。
  1. サブバッテリからの配線の接触不良、サブバッテリボデーアースがしっかり取れているか?
    電圧降下を起こしている場合はサブバッテリマイナス線を直接ナビまで配線してみて下さい
    クランキング後再起動する→メインバッテリ寿命。Ver06に変更して下さい。
  2. エンジン起動中、起動直後サブバッテリオンでも勝手に再起動する場合がある
    アイドリングストップ中での再起動は電圧を測定下さいナビの動作電圧を下回る電圧低下が
    発生していないか? VER01では対応不可能→Ver10をお試し下さい
    →一部ディーゼル車、一部アイスト車
  3. サブバッテリSWの容量にご注意。
    エーモン1623貼付SWを使うと再起動を繰り返す事例が有りました。10A以上のSWをお使い下さい
    上記1.2.に付いてもSWや配線の容量不足が無いように配慮する事。
  4. リセット再起動する。
    2.の場合。VER01でリセット再起動対策前のもの、Ver10に変更して下さい。
ハイエースディーゼル車の場合の不具合対策 →Ver10をお勧めします。
  • ディーゼル車とHDDナビの組合せでは【何時でもナビ】Ver01ではリセット再起動の報告を頂いています。Ver01ではクランキング中は動作継続していてもエンジンがかかったとたんリセット再起動になってしまう様です。
  • 切替直後常時電源の電圧がクランキング直後の電圧がHDDナビの動作保証電圧を下回る事が原因の様です。
  • この対策については電圧を保証してやる回路(DCDC昇圧回路など)を追加する方法などがあります。
【何時でもナビ】Ver01 のまとめ
  • リレーでも再起動防止が可能としましたがHDDナビやディーゼル車では再起動する場合もあります。
  • メインバッテリーが消耗している場合リセット再起動が起こる可能性がある。
  • Ver01では基板内電圧降下がSBDを使用している為 0.4V程度あります。
  • 基板内ロスがほぼ無視できる理想ダイオード回路採用のVer10,Ver11をお勧めします。
  • 切替動作で使用する事が主体であればVer1リレー切り替え方式で実用的
  • SDナビ、SDDナビなどのメモリーナビ、ディスプレイナビ、ポータブルナビでは殆ど問題なく動作する。

初版 2011/09/21  更新2025/02/17
【何時でもナビ】シリーズ一覧表  SLエブリイホームメイドキャンパーブログカテゴリー【何時でもナビ】

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