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何時でもパワーウインドーVer04:車中泊便利アイテムキーオフ時全席時限開閉可能。
 
【何時でもパワーウィンドウ】最新版は【何時でもパワーウィンドウ】FET版Ver02  
 

モニター試作品余剰品販売コーナー新設
 
 エンジン停止、キーを抜き去った後パワーウィンドーのSWが入らず困った事はありませんか?
 車中泊時などで後席パワーウィンドウの操作で困った事はありませんか?
 これを解決するのが、   【何時でもパワーウィンドウ】  機能追加のDIYです。

注意事項:
この追加機能は子供のいたずらなどで挟み込み事故の危険性があります。十分ご注意ください

DA64Wのパワーウィンドウの基本回路は   (他車種もほぼ同じ構造の様です。) DA17Wも共通です。
  • 運転席側ドア内のP/Wメインスイッチ基板内のマイコンで制御され、マイコンは常時電源でバックアップされており、パワーウィンドウモーターはキーがオン位置でのみ動作します。ACC位置では動作しません。また運転席のみキーオフディレイ機能があり一定秒数動作可能です。
  • 従ってキーを抜いてから操作は不可能です。キーを差込ON位置まで回さなければ(エンジン未起動可)操作不可能。
  • 運転席のP/Wメインスイッチ基板に上記が内蔵されP/Wリレーは2個のリレーで構成されています。
他車種の場合  ノア/VOXYの例
  • ヒューズボックスの場所は助手席グローブBOX奥。電源取出しは常時電源ヒューズ(4WDなど)から。取出し向きはキーを抜いた状態で電圧のかかっている側。取り出し側はヒューズを抜いても電圧がかかっている側です。
  • 検電器での探し方 (エーモンサイトYouTube)
  • 電源挿入はPW/RL PW/FLの前後2つに分かれています。電源挿入側の確認はヒューズを抜いてIGN位置で電圧がかかっていない側です。 2分岐して両方挿入しないと全部の窓の開閉が行なえません。
  • 取出し、挿入ヒューズはいずれも低背ヒューズです。エーモン2837での加工すると楽に出来ると思います。
【何時でもパワーウィンドウ】  Ver 一覧 、 機能一覧
【何時でもパワーウィンドウ】 その他の解説
  • 【何時でもパワーウィンドウ】化するとキーを抜いている時、パワーウィンドウ回路のみ通電されますので省エネとなります。ナビなどACC機器やエンジン点火装置へは通電しません。逆流防止機能付きの場合。
    ナビはSSDナビ 1.6A、HDDナビ5A、エンジン点火装置は5A〜10A消費します  
  • 逆流防止機能がなければブロワファン、ワイパー、ウォッシャー、シートヒーター、デアイサーデフォッガーなどにSW入っていれば通電されます。
このDIYは既存標準仕様の上記電装回路の改造はせず、室内ヒューズボックスの30AP/Wヒューズを追加部品と差換えします。制御信号は同じく室内ヒューズボックスの常時電源から取り出します。ヒューズの差換えだけで【何時でもパワーウィンドウ】としての機能を追加するものです。元に戻すのも簡単です。
 【何時でもパワーウインドーVer04】CmosタイマIC、リレー使用

以下の記事はVer04。
Cmos版 遅延回路+逆流防止改良版です。(ワンショットディレイタイマー+逆流防止回路付)LMC555CNを使用し3端子レギュレータでその電源を供給します。待機電流0.2mA以下を達成しました。省エネです。

省エネといえばこの【何時でもパワーウィンドウ】を使うとノーマル時より、バッテリ負担が半分で済みます。それは通常キーをオン位置にするだけでエンジン点火装置に5Aから10A消費します。【何時でもパワーウィンドウ】はほぼモーター電流だけになります!

難易度4:
★★★★
 Ver03 からの改良点、相違点は CMOSタイマーICを使用した事
  1. タイマーIC Cmos版の採用。表面的にはなんら変らないですが内部的にはタイマー動作中リレー励磁電流が一定となりました。実はTRタイマー版はスタート後最大電流から徐々にゼロに変化していました。これによる、リレー動作不具合の報告は受けていません。Trタイマー版の待機電流ゼロのメリットに目をつぶっていたのです。
  2. ついでに動作時間を約30秒〜140秒くらいに可変可能としました。(半固定ボリューム)
     
    TLC555CDRの場合は17秒〜70秒
  3. 以前作成NE555N待機電流10mAからこのLMC555CN+78L05ACZ版では実測2.5mA。
    LMC555CN+S812C50AY Cmos低損失タイプのレギュレータ版では
    実測0.2mA以内
     (Ver03のTR版はほぼゼロ。)
  4. 途中リセット、延長は効きません。
 特長 上記1〜4. 以外は、Ver03とほぼ同じなので省略。
■ 注意事項 Ver03と同じです。

2014/09/01 新規記事
 
 【何時でもPW】Cmos Ver04 検討試作回路図
LMC555CNは絶対最大規格15Vまで可能です。走行時は最大14.5V程度まで上昇します。なんとかレギュレータなしでも可能と思われます。その実測値は
リレー励磁電流は110mA前後です。
LMC555CN VCC12Vダイレクトでの静止電流は0.2mA以内。

手持ちの5V3端子78L05ACZでは2.5mA
手持ちのS-812C33AY  では0.1mA以内
3.3VのS-812C33AYでもLMC555CNは動作範囲内でリレーもドライブ可能でした。

3端子Reg 78L05とS-812はピン配置に互換がありません。
TLC555CDR3端子省略版
【何時でもPW】Ver04
 ■ CMOSタイマーIC  CMOSIC について.....................余談です
 車載常時電源で使用する場合待機電流が問題になります。車では暗電流と呼ばれ、通常一般的な車では10mA以内となっているようです。昨今では電子化が進み多くのICなど電子部品が使用されています。昔からのバイポーラICでは実現できなかったことが極端に少ないCMOS型ICがそれを実現しています。

  最近の技術ではなく、40数年前アポロ計画の時代にさかのぼります。シャープが米社ノースアメリカンロックウェル社と技術提携して完成したCMOSLSIがその魁となりました。当時はMOSタイプが主流で電算機、電卓などに使用されておりましたが電池駆動のポケット電卓では液晶とCMOSLSIを組み合わせた電卓が単3一本で駆動し連続1000時間可能となったのです。シャープはアポロ計画NASAより感謝状をもらったほどです。日本の誇るべき技術遺産であると思います。

 タイマーIC555もセカンドソース各社から様々なタイプバリエーションがあり、車載用には最大動作15V以下ですが絶対最大耐圧20Vくらい欲しいところです。しかし普通はCmosレギュレーターを介し5V以下で使用するのが一般的と思われます。

秋月電子で入手可能なものに多くの種類があります。SE555N同様に18V耐圧、対ノイズ性に優れたものもあるようです。2.54ピッチであれば採用しようと思ったのですが1.27ピッチフラットパッケージ品に15V駆動可能なものが低価格で売られています。
CMOSタイマーIC TLC555CDR (4個入) 18V耐圧。これを1.27→2.54ピッチ変換基板を使用すればレギュレータIC無しで15Vまでの駆動が可能となります。変換基板はピンヘッダーで2.54ユニバーサル基板に接続します。
【何時でもPW・Ver04】Rev02基板 
1.27mmフラットパッケージTLC555CDR
 3端子省略版

TLC555CDR 1.27→2.54変換基板採用
絶対耐圧18Vなのでレギュレーターは省略、電源直結です。

TLC555CDRに変えると作動時間17秒から70秒になります。問題は無いので定数は変更しません。


電話用6極4芯モジュラーケーブル仕様

2015/08/29 以下差替え
部品配置図

PCBEで作成したものです。

柔らかく取り回しも楽な電話用ケーブルを採用しました。

RJ14モジュラープラグ採用したもの。
100均製品でもOKです。

基板用ジャックは秋月電子
ネガパターン

静止総電流は実測0.2mA.に収まりました。

作動時基板の電流は約110mA
(ほぼ励磁電流のみです)。

2015/08/29 差替え
何時でもPW Ver04基板ユニット。

世の中にあるようで無い、あったらいいのにと思って作った機能です。

動作確認後ホットメルトを充填し、車に実装する時は厚手のチャック付きポリ袋に入れ絶縁する。

TLC555CDRは耐圧18Vなので12Vそのまま供給可能。

電源直結での待機電流は無視出来る範囲に収まるはずです。
(規格ではVS 12Vで 400UA)
3端子レギュレーター比較& 555タイマーICの選択秋月電子販売品で調査  実測、予測消費電流(暗電流となる)
LMC555CN  REG無し(車載時は10.0V〜14.5V変化する) 絶対耐圧15.0V 消費電流 0.2mA以下、耐圧ぎりぎり
×LMC555CN+78L05ACZ バイポーラ型(手持ち品) 耐圧15V5V動作・・・・・・・・  バラつきがあるが最大6mA 実測2.5mA
LMC555CN+S812C-33AY(手持ち品) CMOS低損失絶対耐圧15V→3.3V動作・・ 0.2mA以下 励振不足心配しましたが励磁電流が123mA(12.5V)問題無し。
◎LMC555CN+S812C-50AY  CMOS低損失絶対耐圧15V→5V動作・・・・・ 0.3mA以下→→Rev01 試作済
×SE555N  バイポーラIC従来型 VCC直結 絶対耐圧18V(手持ち品)・・・・・  VCC16V可能10mA以上 待機電流大
TLC555CDR 低損失CMOSフラットパッケージ1.27ピッチ18V耐圧  VCC16V可能0.3mA以下待機電流微小
Rev02にて採用
NE555D HTC製 低損失CMOSフラットパッケージ1.27ピッチ18V耐圧・・・・・  VCC16V可能0.3mA以下待機電流微小
×NE555D TI製 バイポーラフラットパッケージ1.27ピッチ18V耐圧・・・・・ VCC16V可能3mA待機電流大
 部品表 
部品表:  新たに部品を揃えると3000円程度必要です。 備考:

抵抗は1/6Wでも可

コンデンサーは車載温度を考慮し、105℃タイプを
2SC1815GRは出来れば電力用の2SC2120Yを選択すべき


リレー、平型ミニヒューズ、ホルダーはリサイクル部品をヤフオクなどで調達可能。

30Aスローブローヒューズはディーラーでは1000円程度。ヤフオクで調達可能。(差換えれば購入不要)
 モニター試作品余剰品販売コーナー新設
この記事はVer03 の記事も参照して下さい。この記事の最新版はVer05 NchFET版です

関連ページは 【何時でもPW】取付取扱説明書 何時でもPW Ver01簡易版タイマー無し Ver03タイマーTR版

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